今日は一人で、演劇見てきました。。。しかも一人芝居を・・・高山 広(たかやまひろし)さんという人の一人芝居『高山 広のおキモチ大図鑑』です。実はオリハシは2回目です。4月にも一度見てきました。今回もよかったっす!。
高山さんはシンガー ソング ライター のような アクター ディレクト ライター。そのほとんどが自作自演による活動です。 1992年より数本立てショートストーリィの一人芝居シリーズ『高山 広のおキモチ大図鑑』をスタート。これはほんとおもしろい!楽しい!感動!です。セットも何もないせいぜいイスが一つ、の舞台で高山さんは、人間や動物、昆虫といった生物はもとより、ありとあらゆるモノ(パチンコ玉、花火、おしぼり、たばこ、中古車、等)、そして概念まで演じながら、その「キモチ」を描いてゆくんです。作品数は400以上もあるんですよ。上演時間数分のショートショートから、2時間を越える超大作まで、「一人芝居の概念を変えた」と評されています。
俳優としても、NHK朝の連続ドラマ『あぐり』(1997)『すずらん』(1999)に出演していました。舞台では、故林広志プロデュース『当時はポピュラー2』(1999)の主演、『ビギン・ザ・ビギン』(帝国劇場/2000)、ミュージカル『火の鳥』(手塚治虫・原作/2000)、『恋愛戯曲』(作演出・鴻上尚史 KOKAMI@network/2000)、『昨日・今日・明日~ああ結婚』(グループ る・ばる/2001)などに出演しています。
会場はほんと狭いところなんです。30人くらいの観客だったかな?(4月に見に行った阿佐ヶ谷も狭かった・・・)。始まって数分たつと高山さんの全身から汗が噴き出さしてきて、狭い館内は異様な熱気になり、高山ワールドに完全に入ってしまいます。2時間はあっという間ですよ。今回、一番印象に残ったのは、「一瞬の夏」というタイトル。一番最後のストーリーでした。
「一瞬の夏」は高山さんが花火のキモチを演じていくんです。最後の線香花火着火のシーンは圧巻!!感動しました!。涙が出てきちゃいます。。。あ~今回も高山さんにやられました。って感じでしたね。
人にパワーや元気を与える人っていますよね。高山さんの演技はまさにそれなんです!。高山さんの圧倒的な迫力、「気合い」みたいなものがグワーッ!って押し寄せてくるんです。汗は飛び散る、唾は出る。。。でも観客は高山さんの圧倒的な迫力に吸い込まれていきます。観客席は暗いのですが、最後の場面では、周りからすすり泣く音が聞こえてきます。
それは悲しい涙と言うよりは、むしろ元気になる涙なんです!。
いくら冷静沈着でも、いくら論理的でも、発せられる言葉の根っこには感情がくっついてる。。。
今回もオリハシは高山さんにエナジーをもらいました。あーすっきり爽快!!
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