Styling log

　この時期、増えるお客様。それは修学旅行前の高校生だ。
今日も、「１１月に、修学旅行があって。。。」と言う制服姿の高校生がやって来た。
正直言ってうれしい！だってそうですよね。
普段はきっと、親が買ってきた「I Y」さんとか「U」さんを着てるけど、こと修学旅行！という大義名分が出来ると、どうなるか？
思い出してみてください。。。きっと親から特別にもらったおこずかいを握りしめ、雑誌を見ながら、渋谷や原宿に出かけたことでしょう。
今の高校生はバイトもしてるし、渋谷や原宿に出かけ慣れてるよ。という人もいるかもしれませんね。
でも、オリハシは知っています。
今でも、高校生の大半は「何を着たらいいかなぁ～」っていつも考えながら、迷って何も買えないんですよ。
そんな時期なんですよね。修学旅行は言ってみれば、初めて自分の意志でセレクトできる機会なんです。
そのとき、Nakoolを選んでくれる高校生。
「前から、ここ、かっこいいなって思ってたんです。」
なんてしびれる言葉を言ってくれるのでしょうか！！
おそらく、周りのみんなは徒党を組んで、渋谷あたりに繰り出すわけです。でも、それに便乗せず、自分の意志でSHOPを選ぶその心意気にオリハシは感動します。
「男が一人で買い物をする。」
大げさな言い方かもしれませんが、それは、大人への第一歩だとオリハシは思います。緊張しながら入ってくるのが、手に取るようにわかります。
自分の漠然としたイメージ（コーディネート）を販売員とコミュニケートしつつ具現化していく作業。
そう。買い物とは恐ろしく知的で、大人な行為なんですよね。
マニュアル言葉とスマイルが氾濫のスーパー、ハンバーガー屋等での買い物とはその醍醐味が違います。
経験的に言うと、自分の為の買い物が上手な人は、
例えば、レストランや居酒屋に行ったときの料理のセレクトも上手なはずです。
また、人への贈り物、彼女へのプレゼントも上手なはずです。
ブランドモノのバッグやジュエリーだったらいつも女性はみんな喜ぶ。
なんて考えてる人。。。オリハシ日記の読者にはいませんよね？（笑）
いかに遊びを持ってセレクトできるか、編集できるか。それに尽きると思いますよね。言わずもがなですが、いくらお金を掛けるかではないのです。
だから、限られたおこずかいの中で、最大限の効果が得られるコーディネートをしてあげたいって思います。
絶対後悔はさせないぞ！オリハシはアドレナリン、ドーパミン出まくり状態です。（笑）
一番大事なことは、「自分が選んだんだ。セレクトしたんだ」っていう自信をもってもらうことですね。
その自信は、もしかしたら、数学のテストで満点取ることよりも、体育祭の１００M走で一番になることよりもある意味で大事なことかもしれませんよね。
その男の子が洋服好きになるか、どうかは、その彼が選んだSHOP、いや、彼が出会った販売員にすべてがかかっているのです。
オリハシの責任は重いですよ。ホント。
だからこそ、自分自身が日々精進の毎日です。
皆さん、覚えてますか？
おこづかいを、お年玉を握りしめて、初めて選んだ「洋服」を。。。