Styling log

最近、おもしろいなぁ～って思ってたCMがあるんです。
缶コーヒーのCMで唐沢寿明さんと三谷幸喜さんが出てるヤツ。知ってます？
唐沢さんが「あのう、ずっと気になってたことがあるんですけど・・・・・・」
すると、三谷さんが、
「じゃあ、ずっと気にしてて下さい」
思わず、笑っちゃいませんか？
で、いいなあーって思ってたら、朝日新聞の天野祐吉さんのコラム「CM天気図」で
このCMのことが書かれてて。ちょっとビックリ！
でね、そこで、天野さんがこう言ってるんです。
「とにかく三谷さんの肩すかしの面白さに思わず笑ってしまうCMだ。
　が、考えてみれば、これは別に肩すかしではない。世の中、気になることはいっぱいある。
が、それをあわてて解決する必要はないのであって、気になることは気にし続けていればいい。
忘れることなく気にし続けていれば、いつかそれがフッと解けたり、別に気にするほどのことではなかったことがわかったりする。
それでいいのだと思う。」と。
う～む、なるほどそうですよね。
「あ～、そっか、この事だったのか！」とか、「まさに目から鱗！！」ってときありますよね？
それは、何気ない会話の最中だったり、本を読んでる時だったり、友人と飲んだくれてる時だったり、
全然、関係ない仕事をしてる時だったり。。。いろいろですよね。
でも、「忘れることなく気にし続けていれば。。。」ってこれがなかなか難しいんですよね。
なんか早く答えを見つけたくなっちゃう。早く答えを出して安心したいっていうのが人の性というものかも
しれませんね。
そう言えば、先日の古館さんのTBのパンフレットにも、
次のような、古館さん直筆のメッセージがありました。
「この情報入手がたやすくなった現代だが、私はあえて何も調べようとはしない。
謎を謎のまま抱えていく。
何故ならいつか突然謎の一端が解けたときの感動を待ちたいからだ。
そのほうが自分にとっての物語になるからだ。」
潜在意識の中のどこかで、いつも忙しく考えてる。
いつか謎が解けたとき、その瞬間はまさに自分だけの物語が出来上がってる。
なんかいいなぁ～って思います。
沖縄に住む、２５歳の友人が私に教えてくれました。
「ドゥルーズ」という哲学者の言葉らしいです。
「オリハシさんは『早くあれ、たとえ動かなくとも。』っていう人ですね。」と。
う～ん、そんな風に生きられたらいいな！って思いますよ。
とりあえず、出した答えは「仮留め」で寝かせておく。。。そのくらいから初めてみようかな？