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2003年12月6日(土) 「藤巻兄弟」コラムいいねぇ~

 「藤巻兄弟」のコラム知ってますか?土曜日の朝日新聞に連載されてます。
なかなかおもしろいんです。このコラム。
弟の藤巻幸夫氏は元伊勢丹のバイヤーだそうで、現在は福助(ストッキング、靴下のメーカーです。)の社長なんですが
。。。この業界では有名人さんですね。
で、今回のコラム、「お~、さすがでございます!!」と唸る内容でした。
ちょっと要約して見ますと。。。
「『ファッションはコミュニケーションだ』、みんなもっとファッションで語ろうよ。さらに『ファッションは自分の言葉で語れ』なんだよ。『こう見られたい』という選択ではなく、着たいものを自分の気分で選ぼうよ。自分自身を愛し、『俺流』でが基本だよ。」
っていう感じでした。(もう少し辛口表現だったけど、ここはオリハシ編集してあります。)
これね、意外に引いちゃう人も多いと思うんだけど。。。
藤巻氏は「別に個性、個性って突拍子もない派手なファッションをしろ」って言ってる訳じゃないんですよね。
「こう見られたい」という意識→「こう見せたい」という意識に変えようよ。
って言ってるだけなんです。つまりね、軸を「自分」から「他人」に変えようよ。って言ってるんですよ。
「こう見られたい」っていうのは受け身で軸が自分にあります。
そうじゃなくて、「こう見せたい」っていうのは「他人の視線」の中に能動的に自分を映すことです。
そう。オリハシのよく言う「他人の視線をデコレート」です。
これもね、デコレート、デコレートって飾り付けりゃぁいいってもんじゃなくて、ようは、他人の視線の中に映る自分ですからね。そこをどうやって見せようか意識しようよ。ってことです。
だからね、それを意識すると、ちょっと派手で元気な時だってあるし、
もちろん、地味め路線の時、シンプルイズベストの時だってあるわけです。
「でも、他人の視線を意識しても、誰も気づいてくれない。独りよがりなものなんですか?」
という声が聞こえてきそうですね。
はい。誰も気づいてくれないケースばかりかもしれません。
そういう時のコツをお教えします。
それはね、
まず、他人を褒めてあげることです。地味でも、派手でも、いいところは必ずあります。
「いいね、かっこいいよ。かわいい、センスいい服だね、俺は好きだな。。。」褒め言葉はたくさんありますよね。
だって褒められれば、誰だってうれしいでしょ?先手必勝ですよ♪
その投げた言葉は必ずあなたに巡り巡って帰ってくるはずです。
だって、いいとこを探してると、いつの間にか、そのセンス、感覚を自分でも使ってる時があるはずだから。
自分自身も磨かれます。
褒められた人はやっぱり気分いいし、洋服やファッションに興味を余計に持つし。。。
皆さんの「いいね、その服」っていう一言が、業界全体を活性化させるんですよ。
オリハシはそう思います。
せっかく「他人の視線をデコレート」するんですから、独白になっちゃダメです。
だって「ファッションはコミュニケーション」なんだから。ね、そう思うでしょ?

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神奈川県 40代、作曲家・ミュージシャン、T様