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2004年2月3日(火) こだわり、偏り

元住吉のブレーメン通りの「和民」に行って来た。そうサンクスの上のデカイ看板の店。サンクスを押しつぶすような看板の勢い、その姿勢はすごいのだ。
ちなみにオリハシは「姿勢」という言葉が好き。姿に勢いがある!とはなんと美しい言葉でしょうか。
和民とかね、そういうチェーン店居酒屋も行くんですよ。すべてリサーチ、リサーチ。でも、和民はいいね、
何て言っても「居酒屋」ではなく「居食屋」なのだ。
まず、凍ったジョッキの生ビール、有機野菜のお通し、このあたりで他のチェーン店居酒屋の追随をゆるさない。
料理もまあまあ、和食創作ダイニングをうたって、薄暗いだけの店は負けてしまいます。皆薄暗さと雰囲気に騙されちゃぁいけません。(私も含め・・・)
極端な若者と極端なおじさまなお客様のなか、おそらくオリハシの年代が平均なんでしょうけど、その平均ドンズバ年齢は見当たらず。。。どこか落ち着かない。
れんこんチップも、大根明太サラダも、納豆オムレツも、鳥ネギソースもうまい。が、ただひとつ気になる。
メニューの表紙に見える「食にこだわり」みたいなフレーズだ。
オリハシは「こだわり」にあまり興味がない。というか、こだわりすぎるのはどうか?と思っている。
些細な点にまで気を配り、思い入れをすることは大事だしオリハシも意識しているこだわりだ。
しかし、そんなことは当たり前のことで、さしてキャッチセールスにはならないと考えている。
些細なことにとらわれ、偏ること。これもこだわりと言える。
偏りにはホントに興味がない。
タイトなストレートも穿くし、ブーツカットも穿くし、ルーズフィットも穿くのだ。
読みながら考え、考えながら読む。
INだけとか、OUTだけとかじゃなくて、常にInsideout, Outsideinを心掛けたい。
何か問題があってそれを解決しなければならない、でもそれがうまく取り扱えないっていうのは「今の自分の考え方」は使い物にならない、っていうこと。
使い物にならない道具にこだわっていじり回していても始まらない。そういうものはあっさり捨てて、別の道具を利用すべきだ。
もし魚を3枚におろすことが問題なら、手持ちのペーパーナイフにこだわってたらダメ。そういうとき、本人は自分の考えがペーパーナイフであることすら気づいていない。
自分の道具にこだわりを持つということ自体、悪いことではないが、それじゃ、「三枚に下ろす」どころかウロコの二、三枚を剥がすのが精一杯だ。
すぐにアタマを切り替えて、手に入るすべての道具を試してみなきゃ!
金ダワシでウロコをそぎ落とし、柳刃で身をそぎ、とげ抜きで小骨を取り出し、骨に当たって刃が通らなければ、金槌で出刃をぶん殴るような大業を繰り出すことさえ恐れないような人。
そんな道具の使い方が出来る人はすごく論理的だ。そんな人に成りたい。
つまりね、「今の自分の考え」=自前の道具、「他人の考え」=そのつどの技術的課題にふさわしい道具なんです。だから、「自分の考え方」で考えるのを停止させて、「他人の考え方」に創造的に同調することが出来る
思考の「自由さ」が欲しいんですね。
だからあまり「こだわり」には興味がないんです。
だってほっといたら、黙っててもこだわる人ですからね、オリハシは。。。
やれやれ。

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