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2004年2月4日(水) M. T君、就職活動頑張ってください。

M. T君が来店してくれた。スーツ姿で現れたM君は、一目でそれとわかる就職活動!
そっか、早いよね、ついこないだ一年生だったと思ってたらもう今度4年生。オリハシも年をとるわけです。
どうやら、今度受ける会社は、「自分らしい」服装で来なさい!というお題が出てるそうで。。。そこで、オリハシのところにやってきたわけですね、Mくん。
おまかせあれ!と声を大にしていいたいところですが。。。
「自分らしい」服装はほんとに難しいのだ。ね?そもそも自分らしさなんてそんな簡単じゃないからね。
一通り、M君の話を聞き(主にどういった業種の会社か?)戦略を立てるオリハシ。そして、M君の手持ちのアイテムから使いたいものを聞き出す。
あとはそれをどうアレンジするかが問題。
M君の特徴は、甘めなマスクと対照的な男っぽさである。
(歯切れの良いしゃべりなのだ。言葉をはしょった言い方はしない。)とオリハシは判断。
一本のカーゴパンツをセレクト。雰囲気よかったねぇ~
ただね、「僕は何の資格もないですから・・・」って言ってたけど。
そんなのあんまり、というかほとんど関係ないのだ。
拙い経験しかないので、あまり大きな声じゃ言えないけどね、
求められる資質は極単純なことだと思うんです。
「他人とコミュニケーションがとれること」ただそれだけかな。
もちろん、人間だからね、誰でも他人とコミュニケーションはとれるよね。問題はその「範囲」の奥行きと拡がりだけだと思うんです。
つまりね、「あ~バカだな~」って思う人は
自分の同類(年齢が同じ、社会階層が同じ、価値観が同じ、語彙が同じ。。。)としかコミュニケーションが出来ない人。
逆に「あ~この人、すごいな~」って思う人はね、
対立してる人や、異邦人や、こいつ異星人か?と思われる人ともコミュニケーションが出来る人。
例えば、オリハシの業界でいったら、女性で、オリハシより20歳は年上だけど、20代の男性客の心を掴む商品を作る人。とかね、こういうのもコミュニケーションがとれることですよね。
そういう人に出会うと「あ~この人アタマいいな」って思いますよ。
 すべて、上に話した間に位置づけられちゃう。
「英語ができる」ことが評価されるのは、英語が出来るとコミュニケーションできる範囲が広がるからだよね。「コンピューターが出来る」ことが評価されるのは、コンピューターが本質的にコミュニケーションツールだから。「敬語が使える」ことや「礼儀正しい」ことや「フレンドリー」であることや「聞き上手」であることや、「服装に気配りしていること」や「アイコンタクトが適切」であること。。。などなどの「面接の着眼点」はすべて「コミュニケーション能力」だけに焦点化してるよね。
 どうしてコミュニケーション能力がそれほど厳密に査定されるかと言えば、会社に入った後、仕事を教わるときにコミュニケーション能力がない人は「自分の知らないことを学ぶ」ことが出来ないから。だとオリハシは思います。
 だから、求められる事は、その人に「その人が手持ちの能力では出来ないこと」をして貰うこと。
 これは個人的に思うことだけど、
「仕事が出来る人」って言うのは「たっぷりと手持ちの知識や技能のある人」のことじゃないんだよ。「自分が知らないことを学び、自分に出来ないことが出来るようになる能力のある人」なんだ。
少なくとも、オリハシは自分より年上のそういった社会人が好きだし、
自分もそうありたいと思っている。
そして、そういう人を雇いたいと思う。

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新丸子の写真館「写真道場」さんとのコラボレーション企画、CRS活動としての洋服ポスト・・・etc

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北海道釧路市、40代、公務員、O様