Styling log

　昨日のお客様、ShinoharaさんはNakoolのかなりなヘヴィーユーザーで、服好きなお客様だ。
そんな彼に着せたい雰囲気の服があった。実は約一年前から目を付けていたのだ。
現在、Nakoolでは、１３社の仕入先があるが、メインは実は２社である。Y社とU商会だ。
あとは、接着剤的な要素として重要なアイテムを１１社で揃えているのだ。もちろんリーバイスだって接着剤、つなぎの
役目だとオリハシは考えている。
では、何と何をつなげているのか？
Nakoolの特徴は、「育ちの良さ」と「クセのある不良っぽさ」の併存なのだ。他のメーカーはこの２つを繋げる役割を果たしている。
誤解の無いように言っておくと、オリハシ自身は「親からヨットを買い与えられて、そこでパーティーを開く」ような
育ちの良さは持ち合わせていない。いわんや、「中学時代にリーゼントそり込みで不良」でした。っていうわけではない。
オリハシは、小学校は逆上がりに苦しみながらも、学級委員をやり、少年野球にあけくれ、中学も野球部で丸坊主、
怖い先輩には目を付けられないようにおとなしくして、一応真面目に勉強し、そこそこいいと呼ばれる県立高校に進学し、
そこで「あ～自分より勉強が出来る人なんて五万といるんだなぁ」とふさぎ込み、ラグビー部でストレス発散し、もれなく一浪して、平凡な私大に入る。
というようにごくごく、ありきたりな人なのだ。（ん～なんだか話がずれてしまった。悪い癖だ）
だから言ってみれば、「なんちゃって」育ちの良さ感と「なんちゃって」不良感なのだ。
どちらかに固執してこだわってないので、どちらでもやろうと思えば出来る。ようはTPOなのだ。
「育ちの良さ」はY社、無難で、清潔感があって、母親受けがいいし、品もいい。
（母親が息子に買いたいんだけど。。。というときはかなりな確率でY社製品だ。）
「不良感」はU商会、クセがあって、ロック調で、本格ミリタリーで、男っぽい骨太感、まあ、品は無い。
（親の買ってくる服なんかきれねぇよ！的な男の子はかなりな確率でU商会製品だ。）
この２社を微妙なさじ加減でスタイリングすることで、２３歳以上の大人っぽい雰囲気を出していくのだ。
だが、問題が出てきていた。不良感がオリハシのイメージと違うのだ。
U商会は一言でいったら「アメカジ」を脱出出来ないし、多分脱出するつもりもないのだ。
つまり、U商会は昔から生粋に「不良」をやってきた男のアメカジなのだ。
そういう意味ではすこぶる真面目な会社だ。音楽で言ったらヒップホップなのだ。
もちろん、オリハシはそれを否定するつもりはないが、オリハシには根本的に理解出来ない。
つまり、「僕、ぬくぬくとここまできちゃったけど、ちょっとかっこよく、お洒落で、でも悪そうな服がきたいなぁ」って
いう不良感にU商会は答えてくれない。それは音楽で言えばハウスだ。
男っぽい「色気」と言う名のお洒落感がU商会には、ない。
それは、同様にY社も答えてくれない。
Grosbecはクールで、シャープで、カッコイイ、「遊び」もあるが。。。不良感にかけるのだ。
これがGrosbecのウィークポイントである。カブいていない。「不精ヒゲ」が似合わないブランドなのだ。
つまり、クールで、シャープで、不精ヒゲなブランドを探していたのだ。
あまりタレント、芸能人のステレオタイプで説明するのはオリハシの好むところではないが、
分かりやすいので説明する。
浅野忠信、中村獅童、永瀬正敏、SHIGEO（スケボーキングVo）、最近の堂本剛、
RAG FAIR、山寺宏（声優）、そして舞台俳優の市村政親。
このラインである。（最近人気の「玉鉄」はY社で充分である。）
「L７ REAL HIP」このブランドを秋冬からやります。是非とも、楽しみにしていて下さい。
オリハシの言いたいことはその時に納得していただけるでしょう！
余談ですが。。。
スマスマに市村政親さんが出てました。しゃべるのを聞いたらなんだか思考が回っちゃって。。。
「市村政親」→「カールスモーキー石井」→「尊敬する先輩N氏」→「陣内孝則」→「哀川翔」
なんだか似てるんですねぇ～
N氏元気ですか～？