Styling log

明日の結婚パーティで使用する小物を購入するために渋谷の「ドンキ」へ行く。
今日の買い物はちょいと恥ずかしいシリーズだ。まず、衣装売り場で「ぞうさんパンティー」と「白鳥パンティー」を
ゲットする。（オリハシ本人が着用するわけでは、ない。念のため。）
そして、それらを買い物かごに入れつつ、ローション売り場へ。。。とぼとぼ。。。
なんとまあ、いろいろ取りそろえております、さすがでございます「ドンキホーテー」！！
マッサージオイルと言うらしい。。。うーむ、どれがいいのか？（オリハシ本人が使用するわけでは、ない。念のため）
なんだかいろいろな匂い付きやら、色つきやら、ハーブやら、ミント系やら。。。困った。
とりあえず、一番スタンダードなものと思われる無色透明のものを手に取る。
すると後方から、何やらきゃぴきゃぴした声が。。。うっ、どうやら女子高生らしい。私服だったが。。。
見るからに高校生風。。。
「あ～ここにあるよ～♪」とか言いながら、何やら物色している様子。
「おいおい、こんなとこで何を探しとんじゃい！」とオリハシは背を向けながら独白する。
すると一人が「もう～、超むかつくんだけどぉ～、鵜飼～」「知ってる～？部屋出るときなんか、
ちょっと笑い顔で～」なんて話が。。。
「しっ白い巨塔話だ！！」オリハシは驚愕した。
鵜飼は医学部長役の伊武雅刀のことだ。
昨夜、最終回だった「白い巨塔」はオリハシが最近の中ではかなり真剣にハマッテいたドラマである。
木曜だったので、ほとんどビデオに録画しての視聴だったが、毎週水曜の夜あたりになるとあのイントロが。。。
「財前教授の総回診です。」というエレガントな声質のアナウンスがオリハシの脳内を巡るのだった。
それくらい楽しみにしていたドラマだ。オリハシの中では、こりゃ久々に大人なドラマだぜ！
と言う思いがあったが、なんと女子高生あたりも見てたんだ。。。
そうか、じゃなきゃそんなに視聴率採れないよなぁ～などと思いつつも、
いつもの説教風が吹いてきた。
「何を言うのか！、最後までイヤなヤツ役の鵜飼学長で当然じゃないか！
財前は学長をこれまでさんざんに利用して、のし上がってきたのだ。二人は利害関係で
結びついているだけだ。そして、イヤな奴役をやりきる伊武雅刀の演技に思わず震えるぐらいだぜ！」
というような「白い巨塔の正しい見方」のような説教をぶちまけたい衝動にかられたが、
いかんせんここはドンキーのローション売り場である。
しかも左手のカゴの中には「ぞうさんパンティー」と「白鳥パンティー」が。。。
さらにオリハシの右手は、無色透明のでかいマッサージオイルをしっかりと握りしめているのだ。
あまりにも分が悪い。。。
すごすごと退散して、レジに向かうオリハシ。
それにしても「白い巨塔」は良かった。。。
豪華キャストで、それぞれに持ち味が十二分に発揮されていたように思われる。
シリアスなシーンでも、細部を見ると個性派俳優の脇役達の小技に思わず笑ってしまう。
例えば、
西田敏之のいかにも「ヅラ」ですは言うに及ばず、
かたせ梨乃は、弁当屋を必死に切り盛りするのに、なぜかマニキュアべったりだったり、
財前の病室で奥さんの若村麻由美が洋なしをヘタクソに切るシーン。。。圧巻である。
病院を退官後の石坂浩二の老け具合も好感がもてる。
及川ミッチーや、上川隆也もかなりいい味出してた。
ここに出演する女優男優はみんな「俺を、私を誰だと思ってるんだ！」症候群なのだ。
例えば、黒木瞳と財前こと唐沢のベットシーンでは、自分の配役に不満を持っていたかたせ梨乃がちゃちゃをいれて
「あんなんじゃ、だめよ。」発言があり、黒木瞳は本領発揮したらしい。
う～ん、なんというプロ根性、ライバル意識だろうか！
時として「そんなのありえない」という状況にも陥ってしまうが、そこで怒っちゃいけない。
だってもともとありえないんだから。。。そこはテレビの前で「にやっ」と笑ってあげるところなのだ。
そして、やはり、唐沢寿明と江口洋介もさすがである。
この二人の関係で思い出すドラマがある。。。「愛という名のもとに」だ。
オリハシ世代なら、間違いなく思い出す。その時、二人は学生～社会人１年目を演じていた。
その時、性格的には「白い巨塔」と対極の役を二人は演じていた。おそらく１２年は前の話だ。
10年以上の時を経て、対極の役でこれだけの味が出せるってのはやっぱりかっこいい！！
10年間、同じような調子とリズムで視聴率を取ってきたキムタクとはやはり違う。
この「白い巨塔」を見て、「あ～もうキムタクも飽きられちゃったな」と思うオリハシ。
あくまで「メイビー・・・」ですがね。