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2004年4月24日(土) 「語り部」になりたい!

 スタイリング集、GROSBEC, Basieのページを更新しました。
皆さん、見ていただけましたか?特にBasieの「リサイクル天竺」の素材説明。
まだの人は是非、覗いてみてください。
一着の服には、その工程に携わる様々な人の思いが込められているんです。
それでもBasieは4095-(税込み)。安いと思いませんか?
「薄利多売」?いえいえ、「薄利少売」です。
そのかわり、同一マインド、テイストで若干異なるアイテムを次々と提案しなければなりませんが。。。
そのプロセスの一部分だけが、大きな利益を得たりしてません。携わる人々は、皆、努力してがんばっているのです。
オリハシには最終的にそのプロセスを伝える役割がある。と思っています。
原文はBasieの企画コーディネーターであるSekiさんの作成であります。
(Sekiさん、ありがとうございました。)
その原文の良さを崩さず、テンションを変化させ、エディティングモードでオリハシが少~しだけ
手を加えました。
 古代、上代の時代、歴史書が無かったとき。
その部族の古い伝承を暗誦して語り伝えることを職とした氏族。それが「語り部」です。
中世でも重要なネットワーカー的な役割を担っていました。
現代にも「語り部」は求められている。とオリハシは思います。特に「ファッション業界」に!
みんな「カリスマ~」「なんちゃらのカリスマ」に成りたがっちゃう。。。
オリハシはカリスマには成れないと思います。(っていうか成りたいと思っていません。)
比喩やたとえなどを用いて、物事の本質を効果的に伝えられることが出来る人。
また同時に釣り針のように、一度相手の心に刺さったら、抜けないような言葉、魂のこもった「言霊」を駆使することが出来る人。。。そんな「語り部」に成りたいのです。
オリハシ自体はいつも「空っぽ」です。
服の本質は「オリハシ」以外のところからいつもやってきます。
オリハシ以外のところから、情報が入ってきて皆さんに伝えているのです。
でしょ?今回だってSekiさんがいなければ、語れないんですから。。。
ただし、「好き嫌い無く」吸収するように心掛けます。
いつも言ってることですが、「自分」なんて所詮たいしたこたぁないんですよ。「自らを分ける」と書く自分。つまり所詮なんかの片割れ。
最近、一生懸命「Only One」がなんちゃら。。。とか流行ってますけど。
確かにオンリーワンな自分なんですけど、ね。
忘れちゃいけないのは「Only one of them」だってこと。だとオリハシは思います。
だからね、例えば自分では着てるイメージが湧かないけど、
なんだか良さそうな服だな。。。って時は仕入れるか?、否か?
つまり今までのオリハシの手持ちのリソースでは対処出来ない服。ですね。
オリハシはイメージの中で何人かのお客さんに着せてみるんです。
「おっ、いけるねぇ~」ということになって仕入れる。
そして、やっぱりそのお客さんが着こなしてくれたりしたら、「あ~やっぱり良かったね」で終わらない。
そのお客さんの着方を真似してみる。
そうするとどうしても、真似しきれない部分が出てくるんですねぇ~これが。
それがなんだかわかんないけど、オリハシ自体のパーソナリティなんでしょうね。きっと。
真似しようとしてるのに、違いがジワッと立ち上がってきてしまう。。。そんな経験ないですか?
で、その「着方」を自分なりに取り入れたら、他のお客さんにも勧めてみる。
ね?何となく理解していただけましたか?
カリスマとネットワーカーな語り部の違い。
カリスマは一方通行。
ネットワーカーは両側2車線。双方向の通行ですね。
今の「自分」にこだわって、「嫌い」を排除していくよりも、
「どこかいいところ」を取り入れて自分なりの解釈をしていくほうがファッションっておもしろい。
ファッションは自己表現?
もっともっと!「自分の殻」をうち破るエネルギー、その発端をも担えるんだ。
オリハシはそう思っています。

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新丸子の写真館「写真道場」さんとのコラボレーション企画、CRS活動としての洋服ポスト・・・etc

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大学入学と共に武蔵小杉に住むようになり、街をぶらぶら散策していた時たまたまナクールを見つけたのが最初です。家に帰ってネットで検索してみたらホームページがしっかりあって、商品の紹介や、店長のブログがあり「ここはイイぞ!」と思った記憶があります。
川崎市中原区、20代、会社員、O様