暑い。とにかく暑かった。
やっぱりこうじゃなきゃいけない。。。
14時半くらいに来店したUryuくん、じっくり、たくさんセレクトして頂き15時過ぎくらいだったろう。
「ありがとうございました。」
とオリハシが「ホッ」と一息しつつ、さまざまに広げられたTシャツや、半袖シャツを畳み直していると、
一組の外人が入ってきた。
「いらっしゃいませ!」(もちろん日本語。)
一人の女性の方は、満面の笑み。
しかも、無茶苦茶美人!びゅうぅぅっっっっっっぅてぃふぉ~!なのだ。
BGMはリスタートしたばかりのDJ Falcon & Thomas Bangalterの「So much love to give」が流れる。
そう、例のMDだ。(「例の」と言っても、これを読んでる読者の内、「例の」が理解できるのはだた一人であるが。)
白人のカップル。
一体、どこの国の人だろうか?
オリハシはイギリス人も、フランス人も、実はイタリア人も区別がつかない。ましてや、北欧系ヨーロッパなんてもっとわからない。
まあ、そもそも、いろんな血が混じってて当然と言えば、当然なのだが。
女性の方は、超ミニのデニムスカートに、白のタンクトップ一枚。いや、タンクトップというよりもキャミソールと言った方が正しいだろう。もちろんノーブラ。
それにレザーサンダル。金髪が揺れるその度にブルガリ系のパフュームが香る。
背はそれほど高くないが(165cmほど)、鼻筋が「すぅっ」と通っていて、さらにそのボディバランスは「パーフェクト!!」と思わず言いたくなるほどだ。
男性の方は、ブルージーンズに、よれたネイビーのTシャツにネイビーのキャップを深く被り、足下はスニーカーだった。腰位置はオリハシの「みぞおち」くらいはありそうだ。
普通、そういう外人は何を着ても様になって、格好良く見えるものだが、その彼は着こなしがイマイチだった。ほんとうだ。おそらく、ジーンズの穿き方がイマイチだったのだろう。
いや、それとも、あまりに彼女のほうが美しいので、偏った目で見てしまったのだろうか?
オリハシはその冴えないジーンズがどこのブランドのものなのかチェックしようと凝視していたが、結局分からなかった。。。さして「いいなあ」と思える代物ではなかったし。
彼女の方は空のワッチキャップに興味津々の様子。彼と何やら話し出した。
彼らの会話は、オリハシにフィリップ・トルシエとジャンレノを、そして映画「アメリ」を思い出さすのには充分な会話だった。
「おっ、フランス人だ!」
そして、彼女の方はどうやらそのワッチキャップを被ってみたい様子。
オリハシはとりあえず、「Try on ?」といいつつ、姿見の奥のミラーまで案内した。(オリハシの英語力はその程度だが、なんだか通じてるようだ。)
表情豊かな彼女は、鏡の前でそれを試着する。
「おそろしく似合うのだ!」
彼の方も「お~なかなかいじゃん!すげぇ似合ってるよ!そして君はセクシーだ!」と言うようなことを言っているように感じた。多分そうだろう。
その瞬間、BGMは、2曲目に、そう、「By The Way」になる。
♪~Standing in line to see the show tonight~♪
と始まると、
なんと、彼女はそのキャップをかぶりながら、両手でそのキャップをおさえるようにアタマに乗せ、そのイルカのようなスタイリッシュな身体をくねらせて踊り出したのだ!
となりの彼もノリノリだ。
オリハシもかなり乗ってきてヴォリュームをあげる。
「こりゃ、買うな」とその時、確信するオリハシ。
数分後、お会計して笑顔でお二人を見送る。
ちなみに、お買い上げ頂いた空のワッチキャップはこれ↓ベージュの方ね。
プライスは\2625-
それにしても、ほんと似合ってたんだよなぁ~
こんなときオリハシのIT秘書であるTonuki氏がいてくれたら、
抜群な英語力で、スナップ写真をお願いしたんだけど。。。
オリハシの言語力は、モデル写真をお願いするにはいささか不十分でありました。