「まだ、MOVAでいいんですか？」
お～そうきたかぁ。
最近、そういう接客を受けたことがなかったなぁ。
様々なお店に入っても、
「こちらは何もオススメしません。
どうぞお客様のそのオリジナルな商品選択眼で選んでください」
というお店ばかりだ。
逆に某SHOPなどのように
「このブランドじゃなけれなならない」的威圧感を持って、
消費者の嗜好を誘導することで成立している店もある。
結構威圧感ありますよね？
「～なら～でなければならない」的なお店って。
どうもにも極端なSHOPが多いような気がするんです。
フレンドリーかつ控えめなセールス話型に久々に出会いましたね。
この「まだ」っていう一言が、オリハシの決断を変えさせました。
なんか時間的乖離を感じちゃう。自分は遅れてるのか？っていう。
「まだ」という一言に
「今、機種変更する人はほとんどFOMAなんですよ～」
みたいな文脈を感じる。
でも、そこには「ためらい」があって。。。
「実は、まだ通話範囲はMOVAほどじゃないんで、電波状況が悪い
こともあるんですぅ。」
という事も覗いて見える。だから強く勧められない。
この「ためらい」具合が良かったですね。
思わず「そっか！FOMAにしようと思ってたんだ！」
購入しちゃいました『FOMA P900iV』
Docomo Shop のおねえさんにやられましたね。
（ちなみに通話状況は良好なり！）
実は、そういう「ためらい」って接客の時あるんです。
もちろん、「モノ」そのものに自信がないわけじゃなくて、
「あなたの欲しいモノは果たしてこれで正解なのか？」
ということ。
お客さんによっては、判断をオリハシに委ねたい人だっている。
そういうときは「ポン」って背中を押してあげる。
ズームインしたりズームアウトしたりを繰り返し行う感覚。
その微妙なさじ加減が販売のおもしろいところなのだ。
実はお客様Yくんから嬉しいメールが届いた。
（以下、転用させていただきます。Yくん、ありがとうございます！）
『先日ナクールで折橋さんが洋服をセレクトしてくれた時、
すごいなーという思いでいました。
なんの迷いもなくコレいいよ！やコレお勧めかな！と言えること、
折橋さんの中には折橋さんの価値観に基づいた世界が広がっているんだなーと
感じていました。
選んでもらっている最中、折橋スピードの中にいて、
気持ちよかったっす。
その手のことでは迷いに迷う性格なので、風がビュンビュン横切っていく様には
打たれました。』
いやいや感謝感謝です。性格的には結構迷ってるんですけどね。
セールストークはいつも「これいいよ！」だけですから。
だから、酔っぱらうとね
ローソンに行ってカップラーメンの選択に迷ってる人がいると
つい言っちゃうんですよ。
「このグータはうまいっすよ！最高！！」
なんて笑顔で勧めてる自分がいるんです。
その人は「あっ、そうですか！じゃ、今日はコレで。」
って言ってくれましたけどね。
