秋冬になって最近、日記で頻繁に出てくる言葉「別珍」。
別珍って何?とういう声が多いので、今日はリクエストに応えて
説明しちゃいます。
昨日のBanryu君のシャツアウターや、
L7 REALHIPページのジャケット、パンツなどを参考にしてください。
立毛品、起毛した生地で、優雅な光沢感がある素材です。
オリハシはデニムの粗野感とジャケットの対比で見せる着こなしが大好きなので、
「別珍」は若かりし20代より愛用してるものの一つです。
もともとベルベッティーン(Velveteen)と言います。
「べっちん」はあて字です。誰が名付けたか知りませんが
「別珍」。。。なんだかおもろいあて字ですね。
綿ビロードとも呼ばれ、畝があるものがコーデュロイです。
似た感じのものにベルベット、ベロアがあります。
ざっくりと、ものすごくおおざっぱに言うと、
別珍は綿素材、ベルベットはシルクやレーヨン素材、ベロアは毛、ウール
と覚えると楽です。
これは以前の会社の営業時代、得意先の販売員のかたに
教えていただきました。そのお店は生地も売ってたんです。
別珍は横糸でパイルを作り、毛足の短い横パイル織物。
ベルベットは縦糸でパイルを作り、毛足の長い縦パイル織物、
ベルベットはビロードとも言います。
で、ベルベットよりもさらに毛足が長く、厚みがある紡毛織物がベロアです。
だから、ベロアはレディースのドレスやコートでよく見かけます。
でもね、ベロア(Velour)は「毛むくじゃら」という意味の
ラテン語に由来します。
だからベロアの範囲は広く、特定するのは難しいです。
別珍、ベルベットの両方のことを「ベロア」と言ったて間違いじゃないですから。
ただ、素の素材の違い、織り方の違い、毛足の長さの違い
この3点で、ちょっと違うんだな~くらいは押さえとくと通です。