白ベースに薄い茶、薄いピンクのタッターソールシャツに袖を通す。
そして、ピンク地に黄×水色のほそ~いラインのレジメンタルタイ。
A.S社の細身な3つボタンブラックスーツをまとう。もちろんVゾーンは狭い。
襟幅も小さめ。。。やっぱりこれだな。
心地よい緊張感がオリハシの胸中に去来する。
フランクダニエルの鞄を開け、書類、印鑑を確かめる。
「よし!いくぞ!」
13:10武蔵小杉の急行に滑り込み、窓際にもたれつつ
ヘッドフォンのボリュームを少しだけ上げる。
あっと言う間に中目黒、日比谷線に乗り換えるともう5つ目で到着だ。
恵比寿を過ぎるのを確認して、MDを8曲目に飛ばす。
心地よいピアノの連打からはじまる。。。David Molaris「Needin’You」(新バージョン)
徐々に上がっていたテンション、一気に加速。
霞ヶ関につく頃には、微塵の迷いもなくなっていた。
B-1出口を出ると、そこは弁護士会館。エレベーターで4Fへ。
待合室の喫煙ルームにはすでに代理人のF先生が最終確認中。
「F先生。」と声をかけ、同席、そのまま最終打ち合わせ。
ちなみにF先生、某TV番組の両サイド、K先生とM先生を掛け合わせた感じ。
(心強いことこの上なし!なのだ。)
半年以上、数度にわたり合意書作成、交渉を執り行ってくれた。
14:00、第8会議室で先方代理人含め、着席する4名。
先方代理人の先生の名前はなんと「輝彦」
おやじと同名!!同じ字!
こりゃ、うまくいかないわけがないよ!絶対だ。間違いない。
ついに「手打ち」の時が来た。
確信。「いける!」
その確固たる思いで実印を握ることが出来た。
「よ~し、これからがんばるぞ!」