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2004年12月27日(月) 痺れた瞬間

仮店舗造作中、もっとも痺れた瞬間。
それは何と言っても元「Nakool」のテントを切り裂く瞬間。
もちろん、今回、ジョナサン駐車場側のアクリル板看板に使用するために
切り裂いたのだが。。。
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さすがにディレクターのK氏も
「この作業はオレじゃ出来ないよ。お前がやってくれ。」
との言葉。
実は、オリハシはこのイエローとブルーのテントがあまり好きでは
なかった。というか、むしろ嫌いだった。
昔は濃紺のテント、そして親父が、Nakoolの前面部を改装するときに
テントも張り替えたのだった。
いつのころだったろうか。。。大学卒業くらいだったか?
そのとき、父はその時、誇らしげにテントの図面をオリハシに
見せながら言った。
「レモンイエローにするんだ。」
「え~?やめようよ!」とは言えなかった。
何故なら、完全に事後報告だったのだ。
今更、何言ってもしょうがないか。。。
なんでも中小企業診断士とかなんちゃらに診てもらってどうのこうの。。。
と言っていたが。。。
そもそもオリハシは中小企業診断士って。。。あまり信用していない。
棚モノはプライス事に、そしてプライス表示は明確に。
などと言われたらしい。。。
親父の偉いところは実に素直にそのアドバイスを受け入れ
実践していったところだ。
多分20年近く商売してきたら、アタマも堅くなって、
「うっせーバロー!うちはこうなんだ!」
ぐらいの石頭になっていてもよさそうなものだ。
がしかし、親父は違った。
実直なまでに受け入れていた。
感服する。
話は戻るがオリハシはこの黄色のテントが好きでは、ない。
が、しかし、
このテントを見ると思い出さずにはいられないのだ。
改装後、川崎市の優良店舗なんちゃら賞に選ばれた親父の誇らしげな顔を。
またその時の会話を。
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このテントにカッターを入れた瞬間は熱かったぜ。

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新丸子の写真館「写真道場」さんとのコラボレーション企画、CRS活動としての洋服ポスト・・・etc

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VOICE of nakoolistお客様の声

職業柄スタイリストさん達と話すことも多いのですが、彼らは大きなファッショントレンド的な話に終始するのに対し、オリハシさんは一人一人に対して、とても実践的で実際的。現場的なスタイリング感覚が気に入っています。
東京都、40代、文筆家・ライター、Y様