RFのWatabeくんがやって来た。
4月にオンエアされるラジオ番組の取材。(&買い物…笑)
ようは収録時の台本の素材づくりですね。
さてはて、何を話したらいいもんでしょうね。
お題は「街場の現代商人」ってことになりそう。
オリハシのセレクトの視点は何か?
はい。お答えします。
ファッションの本質は「同一性」と「差別性」です。
どういうことかって?
人は他人の欲望を模倣します。んで、同時に他人に欲望されたい!と欲望するんです。
他人と同じでありたいということ。
他人と異なっていたいということ。
この二つの矛盾する欲望を満たしてあげる。
それがオリハシのセレクトの本質、いやオリハシ的商売の本質です。
「どこかにありそうだけど無いもの。あるいは、無い。と思わせるモノ」
後は、「お客さんとの距離感」のお話。
お客さんがここちいい。と思う距離感をキープし続ける。こと。
その人各おのおのによって、DMだったり、E-mailだったり、
携帯のメールだったり、電話だったり。。。
コミュニケーションのツールを使い分ける。
会話の「てにおは」、「です、ます。」も使い分ける。
DMの文体も使い分ける。
ここできっぱり断言しておくけど、これらは決して戦略ではありません。
やっぱりいろんな人とコミュニケーションをとりたいな。
って思うから。
洋服はみんなに合わすことは不可能かもしれないけど、
人間オリハシはみんなに合わすことが出来るかもしれない。
そう思うから、人とのチャンネルを合わすインターフェースを
どんどん吸収したいんです。
基本的に「市場のニーズ」なんて言葉ほど疑わしい言葉はないですから。
一人一人、微妙に違うからね。
ただ、少なくともNakool に足を踏み入れるときの
「欲望の本質」は似ている。
そう感じます。
とまあ、こういったことをつらつらとWatabe君に申し上げる。
「あ、あのう。。。オッ、オリハシさん?
スタジオにビール用意しときましょうか?」
「はい。お願いします!」(きっぱり!)
Watabeくん、今日はお疲れ様でした。
また、お買い上げありがとうございます。
収録日はよろしくお願いしますね。
その時は「今日のカットソー」をジャケットに合わせているように。
写真撮らせていただきます。