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2005年3月27日(日) 一人芝居の魅力~高山広氏のバーライブ

昨夜は目黒にあるバー「Midnite Hour」へ。
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久々に行きました。なかなか時間がとれなかったんだけど。。。
ここは60年、70年代の音楽と酒!店長のNARUさんも気さくで、ノリノリ♪
で、月一回このバーで行われるライブ。
それが高山広さんの一人芝居です。以前から、阿佐ヶ谷、王子、横浜などの小さな劇場へ足を運んで高山さんの芝居を見に行ってましたが、今回は初めてミッドナイトでの観賞。っていうかめちゃ、目の前の席でビックリなんですけど。。。NARUさん。
3月ということで、「春」をテーマにした秀作群が今夜も炸裂。
とにかくこの人の芝居は「すごいっ!」の一言に尽きる。
軽いタッチのものから重いテーマのものまで、
抱腹絶倒の笑えるモノから泣けるモノ、哀愁モノ、ほのぼのモノ、
。。。全身汗まみれ、渾身のパフォーマスを目の前にする2時間。
この時間を皆さんに表現できる文章力を
残念ながらオリハシは持ち合わせていない。
だが、しか~し!!!
なぜオリハシが一人芝居に惹かれるのか?
なぜ高山広をリスペクトするのか?
ということなら書けそうだ。
高山さんは言った。
「演技中にみんなが、各自各々の映像を見てるんだなぁ。
と感じられる時がすごく嬉しい!」と。
なるほど!そうだ。
舞台もないスペースで、道具も使わず、(小道具はメガネくらいだ。)
演出はライティングと音楽だけ。
そうだったんだ。
でも、オリハシは確実に映像を見ていたよ。
目でキャッチした情報を自分なりに脳内で映像化してるんだよ。
しっかりカット編集されて!モノが見えている。様々な小道具達が
しっかり確実に見えている。
でも、その映像は見てる人、一人一人違うんだ。
そのシーンがセピアに映っている人がいたり、フルカラーで見えてたり、
ぶどうがどんな大きさか?ロープの太さはどの程度で、どの程度の強度のモノか?
それは30人観客がいたらみんな違うわけだ。
でも、確実に30人に映像が浮かんでくる。。。
そうだ、高山さんの一人芝居は一人では完成しないんだ。
観客とのシンクロがないと完成しないんだ。
お客さんとの共同作業で初めて完成されるんだね。
見た人、その人だけの作品に仕上がるんだ。
それが高山さんの一人芝居の魅力なんだ!
みんな違っていいんだ。ってことが分かったとき初めて他人を理解しよう。
「違い」を理解しようという思いが湧いてくるのではないだろうか?
高山さんの作品はいつも底辺からのまなざしを忘れない。
また、上の立ち位置にいる苦悩を描くことも忘れない。
「グラブは下からだろ!
上から行くから、トンネルっていう人生の落とし穴が待ってるんだ!」
そう。
いつも奢ることなく、高品質で低姿勢なサービスマン。
そんな高山広ワールドに惹かれてやまない。
高山さんのWEB SITEです→高山広WORLD

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