Styling log

2005年6月19日(日) てつがくを着て、まちを歩こう。

初めてこのBlog に来た人のために、一応カテゴリってやつを設定してみました。まっ、これも過渡的で一時的なものですが。。。
まだ、すべての記事をカテゴライズ出来てませんが、興味があるかたは過去の記事も
是非。。。
で、ついでにライフログってやつも設定してみました。
「人生のログ」なんて大袈裟な物言いですが、オリハシが影響を受けた書籍、CDをこっちでも紹介します。
(これは、exciteのブログ関連の話をしてます。2009年6月26日追記)
まずは2年前にも紹介した鷲田清一氏の「てつがくを着て、まちを歩こう。」です。ブログスタイルになる前の記事なので採録しておきます。
で、今、思う言い方にちょっと編集もかませちゃいます。
ではいきます。
鷲田さんが言いたいことは「ファッションにぜんぜん気がいかない人はかっこよくないが、ファッション、ファッション・・・とそれしか頭にない人はもっとかっこ悪い。」ということ。
上記の二つは、一見反対のことのようで、じつは同じ態度を意味しています。他人がそこにいないんです。または、他人に自分がどのように映っているかという、そういう想像力の働きが、欠けてるんです。
オリハシはこの考え方に同意します。
ファッションは自己表現だけに留まらない。
流行を追ってるだけの自己表現なんてどうなんでしょう?
お洒落というのは、自分を着飾るということだけじゃない。
むしろそれを見る人への気配り、思いやりだと考えると、
服を選ぶときのセンスが変わってくる。
そう、つまり、他人の視線をデコレートするという発想をどこかに取り入れること、そういうホスピタリティや、サービス精神がファッションで一番大切な要素なんじゃないかと鷲田先生はいいます。
(なぜ、先生かというとこのかた大学教授なんですね~)
オリハシはこの考え方に全面的に同意します。
別に難しいわけじゃないよ。たぶん。。。
自分の体にあうサイズを選ぶことだって他人の視線を意識するってことだよね。
今度の飲み会や合コンはこのTシャツ着たらみんなにうけるかな?とか、
時には、いつもと違うカラーを着てみんなの視線を集めようかな?とか、
場合によっては目立たなくすることが必要なときがある。
そういう着て行く場所や、そこで会う他人の視線のことを考えるだけで、
洋服が楽しくなるし、買い物しているときの心は豊かなものになる。
少なくともオリハシはそう思う。
やっぱ、洋服は楽しくなきゃ!
誰かを思うこと。
ここから出発する洋服ってのがいい。
かのニーチェも言ってます。
「各人にとってはじぶん自身がもっとも遠い者である」と。
いくら自己表現したって、他人の中で意味のある場所をしめていなきゃ。
「わたしらしさ」は他人とのあいだで探すのだ。
そこにはすでにコミュニケーションの芽が芽生えている。
そう思わせる本です。
オリハシの中では名作の一つですね。
ちなみに以前の会社の人からのお薦めとか、そういうんじゃありません。
いろいろな本を渡り歩きながらたどり着いた一冊です。
だから思い入れも深いのかな。。。

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昨年(2012年)、冬に購入したカシミヤウールフーデットコート(A.F HOMME)なんですが、実は一年次の終了講演舞台で衣装としても着用して大好評だったんです。死に神役の衣装として!
川崎市中原区、20代、専門学生俳優科、S様