何かと話題のスペースシャトル・ディスカバリー。
野口さんに関する「おおっ!」という記事を朝日新聞の夕刊で見つけた。
「古武術で無重力にトライする」という見出し。
野口さんが挑む無重力状態での船外活動(宇宙遊泳)は、もちろん地上とは勝手が違う。
その未知のチャレンジの前に野口さんは
「宇宙での身体の使い方のヒントを得たい」
と、古武術の研究家、甲野善紀さんの門をたたいていた。という記事。
そう、甲野善紀氏といえば、最近、注目の古武術家。
数年前、巨人・桑田投手の復活もこの古武術の身体の使い方を
応用したものだ。ということで一躍注目を集めました。
実は5年ほど前に、甲野さんの本を興味があって読んだことがあってね。
この朝日の記事で思い出したんで紹介します。
すごくおもしろい本です。
だって、養老孟司氏と甲野善紀氏の対談集ですよ。
解剖学と古武術、脳と身体!こういうのメチャクチャ好きなんです。
「自分の頭と身体で考える」
養老孟司+甲野善紀(PHP文庫)
もともと養老せんせの本は何冊か読んでいまして。。。
もちろん、「バカの壁」がでる前からのファンなのであります。
脳と身体、解剖と古武術、そういう異種格闘技的なおもしろさがあります。
また、それぞれの視点から放たれる言葉たちが、いい。です。
同じ事を言うのに、次々と言い換えていく2人のボキャブラリーの豊富さは圧巻。
けっこうハマります。