○岡くん、こと「○-マン」がやってきた。
彼とは小学校・中学校の同級生(なんだか最近そんなのばっかだね。)
ある筋の業界ではカリスマな彼。
そんな彼、小学校時代は5年生まで、ランニングにG短パン。
(春夏秋冬を通して)
かなりワイルドな育ち。
そんな彼とは小学6年間、すべて同じクラスだった。
ランニングにG短パンだった彼が、急にお洒落になったのは5年生の中盤。
当時、アメカジ、トラッド+フランドルみたいな融合された小学生に
大変身をとげた。(法政二高に通っていた彼のお兄さんの影響は大きい)
男たるモノ、何歳でお洒落に目覚めるかわかりません。
今では2児のパパな彼、空(ku)の新作をあさる。
ふと、彼の目にとまったジャケット。
それが、これ↓
GROSBECの「ジャガ-ド・ミリタリ-JKT」(¥22050-税込)
「おい、おりげ、これはやばいだろ~オレは3000円でも買わないぞ~」
(昔のあだ名、「おりげ」でした。)
思わず、笑ってごまかすオリハシ。
笑いながらも、
「ふむふむ、よく分かるよ。だって○-マンにはまるで似合いそうにないしね。
ごめんな、○-マン。でもこの手のテイスト、オレは大好きだし、
きっとすぐ売れるんだよ。」と独白する。
「いやぁ、でも、もう黒は一枚売れちゃったんだよ。昨日。」
「え~!ちょっとオレには分からないなぁ。」
セレクトショップ。
何かを選ぶということは、何かを切り捨てることとも言える。
たとえそれが売れそうだな。と思ったモノとしても。
いつも苦渋の選択だ。
みんなにやさしい店でありたいけど、そうはありえそうもない。
ということに最近気づき始めた。
この何とも言えない同色系、ジャガ-ドの織り地。
細身でシャ-プなデザインに加えて、エポレットのミリタリ-要素。
襟周り、ポケットのフラップに施されたスタッズのロック系要素。
さらに絶妙な着丈の短さ。
ロ-ライズのボトムと合わせるとちょうどバックポケットがいい具合に見える。
この秋冬のGROSBECのデザインの中では1.2位を争うアイテムだと
オリハシは強く思っている。
着る人が着ると、めちゃめちゃかっこいいのだ。
でも、それでも、「それは違う」という人がいる。
それで当たり前なんだよね。
そうじゃない世界、オリハシが選択していない世界がある。
少なくとも、それが存在する。ということを知っている。
服、一枚、一枚にコンプレックスが宿っている。
だって、人が作ってるんだから。。。
時に、売り場は「エゴ」と「エゴ」のぶつかり合う場所だったりする。
それはそれで、仕方ないこともある。
それよりも、そんなオリハシ・ワ-ルドの中から
「空(ku)」、や「TRUE RELIGION」をチョイスして「また来るよっ!」と
元気に去っていく○岡くんにいつもアタマが下がる。
たぶん、
「ジ-パン買うなら、おりげのとこ覗いてみよう。」
そう思い続けてくれているのだ。
関わり続ける。
かっこいい男だ。
○-マン、ほんとにいつもありがとう。
え?
今週の更新されたGROSBECのペ-ジに上のジャケットが掲載されてない!って?
はい。
だって、もう一枚しかないから。
載せてもね。