昨シ-ズンより引き続き、
今シ-ズンさらに多いですよね。
「ダブルジッパ-モノ」
もちろんデザインポイントとして昔からあるんですが、
特に昨今見られる現象は、ベルトとの相性です。
これは何度も言ってますが、ベルトがスタイリングの基準に
なりつつあるので、せっかくのベルトが上着を着たら見えません。
では、話にならないわけで。
かといって、このデザインは短くしたらダメでしょう。
という「せっぱ詰まった」状態を切り抜けてくれるのが、
ダブルジッパ-なのです。
昨日登場した I 君がチョイスしていったベロア素材のジャ-ジタイプも
ダブルジッパ-仕様です。↓
(University of Oxford Collection / ¥6195-税込)
ただね、このダブルジップはなれないとちょっとね。しめづらいのであります。
お客様からコツを教えてくれ~!!という要望が多いので
オリハシなりのコツをちょっと教えます。
ただ個人差があります。これをベ-スに自分なりのコツをつかんでください。
普通、ダブルジップは根本まで差し込むのが苦戦します。
が、そうとは分からず、「閉まりづらい」「あげづらい」というかたは。。。
1)根本までジッパ-が入りきっていない。
2)ジッパ-の隙間から風が入らないように
ジッパ-の裏側に別生地が添えられてるアイテムの場合、
それをジッパ-のとこで噛んでしまっている。
の2つが考えられます。
表がジップとスナップボタンの比翼仕立てなアイテムの
場合は、裏は何もありませんので、生地を噛んでしまう確率は少ないのです。
上写真のアイテムは(2)に該当するアイテムではないので、
集中すべきは(1)、根本までジッパ-が入りきっていない。
ということです。
ダブルジップを根本まで差し込むコツ。
お教えしましょう。
まず上下のジップが下まで下りきっていることを確認。←これ重要です。
→左手の中指で下ジップを押さえる
→左手の親指で上ジップを押さえる。
→人差し指を上下のジップ結合部分を押さえます。
つまり上から見ると上下の引き手部分を3本の指で挟む感じです。
場合によっては薬指を中指に添えて頂いてもOKです。
そして、フィニッシュは右手で上下のジッパ-に差し込む
訳ですが、その際、裏の生地を噛まないように留意します。
ダブルジッパ-ってくっつけてよく見ると
→ )( ←こういうふうにえぐれてるのです。
だから初心者はまっすぐ差し込もうとして失敗します。
やや内側をえぐり込むように打つべし!一気にいきましょう。
と「あしたのジョ-」風に差し込んで見てください。(古っ!)
すると、あら不思議!
ちゃんと根本まで、きれいにいくのであります。はい。
僕なりに、大げさに言わせて頂くなら、一発で決まると
その日一日の始まりとしての気分の高揚感は
すばらしいものがあります。
でしょ?