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2005年11月16日(水) インスピレ-ショナル・コンシュ-マ-

先日の13日、日曜日の夜、閉店後に法政通りの何店舗かの店主が集合しました。
若手あるいは最近になってこの法政通り界隈で商売を始めた店主・オ-ナ-を中心に
少人数のミ-ティングです。
「そうか、お店は古いのですが、あたくしはまだまだ若手ですから。。。」
場所は喫茶去さん。このお店、初めて行ったのですが、なかなか雰囲気が良くって
静かにおいしい日本茶をすすりつつ、読書なんぞが出来そうです。
店主の川島さんのセレクトした本棚。。。なかなかいかした棚割でございます。
ちょっとこだわりを感じます。
また今度、行ってみよっと。
さてさて、肝心な出席者は?というとですね。
会長、西沢さん、副会長、川島さん(あらせや)
ミ-ティング会場になってしまった喫茶去の川島さん、
レディ-ス古着を扱うナスターチュームの相川さん、
西洋菓子、ケ-キのフェリシア、下瀬さん、フォトレインボーの村山くん。
住民代表、法政通りBLOG の仕掛け人である田中くん。
そして、わたくしめ、オリハシの8名でした。
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フォトレインボ-の村山くん以外のお店のかたとは、
顔は見たことあるような。。。という感じだったので。
とりあえず、「初めまして。」
そういや、ナク-ルを継って7年。初めて商店街の人と名刺交換した。
お、お恥ずかしい。。。
自分のお客さんには名刺配りまくってるんだけどね。えへ。(^^ゞ
商店街の活性化と各個店の売り上げが伸びる方策のマッチング
というのはおそらく永遠のテ-マだろうね。
結局、各個店が売上を伸ばしてがんばって。。。
んじゃ、その後は?「具体的に話が行き詰まる」というのが、
どこの商店街でもそうではないだろうか?
外観とかそういったハ-ド面、イベントの内容などのソフト面
などと言われるけど、
実はより大事な、肝心なことがあるとオリハシは思うんです。
先日は、顔合わせ的な要素が強かったので、ちょっと濁した感じで
しゃべったことなんだけどね。
ちょっと今日は語ってみたいと思います。
これからギアチェンジしていきますよ。
個店で売上を伸ばすっていうのは、要するに自分のお店のファンをたくさん
作るってことだ。あるいは集客し顧客化にしいくというプロセスだ。
今回のMeeting で各お店がそういったお客様を大事にしているのはよく分かる。
上お得意さんは「インスピレ-ショナル・コンシュ-マ-」だ。
誰よりも雄弁にその良さを語ってくれる。そういう人だ。
そんなお客様から、「武蔵小杉って。。。どうなの?」とか、
「あなたのお店には、来るけど他はねぇ。。。」
という声を聞くという。
なるほど、それはウチも同じだ。
「なかよしスタンプ会」のポイントカ-ドを使用しているが、
「ナク-ルさんでしか使わないから。。。無くしちゃうから
預かっておいて。」
というカ-ドが悪いけど120枚は超える。
が、しかし、ここで考えたい。
「あなたのお店には、来るけど他はねぇ。。。」
という返答に。。。
「う~ん、そうだよね~」だけじゃまだまだお客さんと店の人という関係だ。
「あそこはけっこうおいしいんだよ~」とか、
「オレはあそこの店のカレ-が好きだ」とか、
逆にお客さんの方も詳しくて、
「あそこ。。。知ってます?」とかね。
立ち位置を「ふっ」とずらすのだ。
つまり、自分も消費者側に立ち位置をずらすってこと。
自分自身がインスピレ-ショナル・コンシュ-マ-になるってことだ。
ん?どこの?
もちろん他のお店の!
よく「口コミ」という言葉を商店の人が口にするとき、
どこかつかみ所のない、まるで宙を見つめるような目つきになる。
なぜ自分自身が口コミの先導者になろう!と考えないのだろうか?
それを伝えるだけのファンなお客さんを抱えてるにもかかわらず、だ。
私たちは経営者であり、商店主であり、さらに自分自身が
インスピレ-ショナル・コンシュ-マ-にならなきゃ。
僕のたいせつな、愛すべきお客さんがたくさん見てるこの日記で、
あまり書きたくないがあえて書かせて頂く。
これは「オリハシ日記」を始めるにあたって考えたことの要素の一つだ。
お客さんに「こっちだよ~」とリ-ディング出来ないようでは、
それほどの影響力すら持てないようでは、
商店街の活性化なんて言っても始まらないよ。
オリハシが閉店後、小杉界隈、近所の飲み屋に繰り出すのは
そこの店が本当に好きだから、インスピレ-ショナル・コンシュ-マ-
だから行くのだ。
出来ればお客さんとその「好きという感情を共有し、相互に共振したい」
と考えている。
だから、飲みに行きましょうよ!と言われれば勢い勇んで行く。
様々な込み入った話もする。靴が欲しいといわれればお店をオススメする。
「女性にちょっとプレゼントを。。。」と言われれば、お店をオススメする。
美容院だってオススメする。
もちろん武蔵小杉界隈のお店だったり、他の街のお店だったり
それは様々。
出来ることならば、願わくば、法政通りをはじめ、小杉界隈の
お店を紹介したいと思っている。
すべては贈り物なのだ。
贈与が無ければ交換は始まらないんだ。
店主一人一人が、お店一軒一軒が大袈裟な言いようだけど、
「メディア」になれる時代なんだよ。
僕のいう「パワーを持って」とはそういう意味合いのことだ。
幸いなことに法政通りは一人の住民からすごい贈り物をもらった。
BLOG という形式をとったホームページだ。
こんなに愛されている商店街をオリハシは寡聞にして知らない。
田中君こそ法政通りのインスピレ-ショナル・コンシュ-マ-じゃないか。
その彼を前にして、「武蔵小杉ってどうなの?・・・」的な
会話は僕も含めてちょっと次回からは控えたいものだ。
もっともっと周りを見て、「こんなおもしろいお店があってさ」
という情報を自店のお客さんや田中君に提供していこうじゃないか!
もちろん「いいとこ」を見ていこうとしても限界はある。正直言って。。。
それでも、そこからしか始まらない。
店主自身が別のどこかのお店のインスピレ-ショナル・コンシュ-マ-になり
それを店頭で、あるいはWEBで発信していく。
そのプロセスと継続性にこそ活性化の本質が、そうだ!骨太の強さが
隠れているんじゃないだろうか?
客層、年齢が違えど、その連鎖の輪は必ずどこかで繋がるはずだ。
少なくともオリハシはそう思う。
法政通りのインスピレ-ショナル・コンシュ-マ-として
法政通り物語を語ってくれる田中君。
語り部田中君に巻きこまれ、巻き込みつつ、自店と他店を発信していきたい。
内容はあくまで私達一人一人が作り出すのだ。
僕たち商店主、一人一人が彼に贈り物をしなきゃ!
「この街は、こんな人がいる。こんなモノがある!」ってことを。
彼は編集者にすぎないのだから。
人と同じように、お店も人に見られていることを意識し、
かつ人に見せているお店はその見え方が違う。
縦横無尽に視野を持ち、ときに俯瞰するような翼を持ち、
些細なことでも、とても小さなことでも、おもしろがる商店主たち。
そんな集団を想像してみて欲しい。。。
きっとみんなが巻き込まれていくに違いない。

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ナクールで服を買うようになる前は「正直、服なんてどうでもいい」そう思ってたし、「(服装で)人の目なんか気にしません」という自分でしたが、「他人への気遣いって側面があるよなぁ。」と考えるようになり服に対する意識が180度変わりました。
川崎市中原区、30代、会社員、K様