Happy Birthday to me なのだ。
参ったな、33歳。「みみ」ですね。
あぁ、Nakool 継ったころはまだ26歳。7年が経ったよ。
7年前、今の状況なんて想像できていない。
かのカール・ポパー曰く、
「私たちが世界を予想し、構築してゆこうとしているのだが、
その世界によって、当の私たちは影響を受けているのである。」
現在のデータを寄せ集めて、未来を予測する
ということは、難しいというよりは、原理的に
できないなのだと思ったほうがいいよ。
必ず、他の要因によって変動し、変容していく。
「何が起こるか分からないからおもしろい」のだ。
だって、今回の再開発の件だって、全く別のファクタ-から
起こったことだからね。
でもね、「10年後には改装でもしてやるぞっ!」と奇しくも
考えていたことは事実。
現実はね、毎日、いつもいつも今日一日の売上で
アタマの中はいっぱいなんだよ。(資金繰りも含めてね)
それが、365日×7回続いてる。
結局、それの繰り返しだ。
だが、目先の「売れるもの」より、お店のコアなファンに対して
より良いモノを提案していこう!
そう思っていることは今、仮店舗でも変わらない。
手抜きは出来ない。
オリハシはラグビ-というスポ-ツを高校時代から始めた。
このスポ-ツに出会って本当に良かったと思っている。
周知の通り、ラグビーでは、ボールは後ろへ投げている。
後ろに投げるというのはある意味でリスクだ。
しかし、それは後退するためではなく、全体が前進するために
後ろへ投げるのだ。
この矛盾してるところが大好きだ。
数字と短期的な収益に捕われている経営者、商人には
ただの不合理にしか見えないと思う。
アメリカでは「前にロングパス」するアメフトだもんね。
でも、長いスパンの中で生き続けているお店にとっては、
極めて合理的な話なんだ。
世の中には、短期的には合理的に見えても、
長期的な視野で見れば不合理になってしまうことはたくさんある。
そして、逆もまた真なんだ。
毎日、たとえ一人でも、二人でも、・・・
満足していただけるお客さんの顔を想像し、
手抜きなくリスキ-な、でも本気のセレクトを継続する。
その積み重ねにしか「インビジブル・アセット」は築けない。
見えないものは、無いのではない。
見えていないだけなのである。
今日は11月29日。宿命を感じる今日この頃。
いいにく、いい服の日だ!
男性諸君!いい服買おうじゃないか!