昨夜はArt DirectorでありGraphic DesignerであるKanda氏と打ち合わせ。
いざ、CUTCH!のある築地へ急ぐ。
洒落たマンションの一室にはまさにKanda Worldが広がっていた。
アシスタントさんはもう帰られたようで、Kanda氏自ら出迎えて頂く。
一応、撮影許可が下りたのはこの本棚のみだったので。。。
数々のアート、デザイン系の本達、その中に混じって「ん?」と思うような本も見受けられる。見ていて飽きないね。こういう空間は。
さて、ロゴの話だ。
ある程度、ざっくりした方向性は同じらしかった。のかな?
あとは、わたくし、オリハシ自身の思いのタケ。
なのだよ。
オリハシが急遽、オヤジからナクールを引き継いで丸7年と3ヶ月目。
初めからおつあいしているお客さん、離れていくお客さん、また、この7年の間に新しくおつきあいしだしたお客さん。。。実に多種多様ですよ、それはもう。
メーカーやブランドも当時のままおつきあいしているところもあれば、残念ながらお休みしましょう。というメーカーもあった。
急激に一気に変えてしまう。ということを避け、緩やかな変化で対応してきたつもりだ。
その中で、よし、自分で勝負していくのはこのテイストだ。
と思えるラインがある。
何年にもわたりお正月の年賀状に記載されているコメントをご存じだろうか?
「洗練された大人のカジュアルを目指します。」
というフレーズだ。
いろいろとブランドも変えてきた。
もちろん、おつきあいだって、流行だってある。
でも、オリハシは先代から代わらず、このフレーズにこだわってきた。
オヤジが見据えてきたモノは一体何だったのか?
洗練とは何か?
大人のカジュアルはどうあるべきか?
そもそも大人とはなにか?
年齢のことか?
大人とオヤジは違うのか?
それともその人の持つマインドのことか?
では、大人のカジュアルとはどうやって販売されるものなのか?
常に自問自答してきた。
ナクールのコアは大人に向けた販売方法にある。
これが、オリハシが7年間で出した一つの答えだ。
「不易流行」
変化することのないものと変化してやまないもの。
松尾芭蕉は言う、「俳諧は、永遠に変わらないものとと時に応じて変化するものとの両面に立脚しており、風雅の誠を求めて変化し続けていくことこそが俳諧の不変の価値を実現する。」と。
(大修館 「四字熟語辞典」より)
ブランドは変わっていくかもしれない。
だけどナクールの販売スタイルは過去33年間変わっていないはずだ。
洗練とは?大人とは?カジュアルとは?
ずっと問い続け、そのつどベストの答えをだし、お店で表現していく。
方法の魂は変わらないのだ。
Kandaさん、昨夜はありがとうございました。
ちょっと伝えきれない部分があったので。。。書いてみました。
例の立ち飲みBAR 気になりました。今度はもっと早めから。(笑)