「遺伝子操作」
この個性的なブランド名に「グッ」と引き寄せられないか?
とにかくかっこいいな。このブランドは。
「GENETIC MANIPULATION(ジェネティック・マニュピレーション)
-Shinichiro Kuriyaー」だ。
1999年、春夏より(株)レナウンルック ブティック事業部のオリジナルブランドとしてデビュー。
デザイナーにF.I.T.(ニューヨークファッション工科大学)出身で(株)レナウンルックに在籍していた厨 慎一郎氏を迎える。2000年春夏より独立をはたし現在に至る。
生地からオリジナルで企画したり、付属品のボタン一つ一つにもスト-リ-を込めた商品展開は実に熱い。
例えば。。。↓
トレンドのM65タイプだが、かなり濃ゆるいぞ。
手書き調なチェック柄はジャガード織りの生地。
しかも、裏地のエキゾチックなプリントに着目して欲しい。しびれるじゃないか!
もちろんボタンもオリジナルだ。鉛系のボタンはトレンドなのでわりと見かけるが、うまくファブリックと調和が取れているモノは非常に少ない。
つまり、安っぽく見えるものが多いのだ。
そのバランスを取れるのが企画力というものじゃないだろうか?
さらに見て欲しい。
これは自分自身用にも発注したコートだ。↓
こんなにクールなダッフルコートにお目にかかったことはない。
多少、細部、要素をいじっても「かわいい」という表現がダッフルコートだろう。
だがしかし、見事に「かわいい」から「かっこいい」を表現してくれるじゃないか。
メルトンのウール素材は一つ、トレンドである。
さらにアイテムとしてはPコートだ。(もちろん同素材Pコートも、発注した。)
でも、このダッフルがオリハシとしてはピカイチにかっこよかった!
今年の冬、久々にオレンジを身にまとうぞ。
いかがだろうか?
他にもあるが、新店舗まで我慢して頂きたい。
かなり個性的で、独走的なブランドに見えるかもしれないが、しっかり各要素ではトレンドを取り入れていること。それが伝わってくると思う。
さらにトレンド以外の要素で徹底的にこだわる。いうなれは各遺伝子を操作しているのだろう。
その操作はとても繊細で、重要なトレンドとのバランスを感じさせる。
ストリートでも、モードでもない。
かっこよく生きる大人に着て頂きたい。
「GENETIC MANIPULATION-Shinichiro Kuriyaー」だ。