「今度、一緒に買い物行きましょうよ!」
15日の日記、Niiyamaくんに誘われるオリハシ。
えっ?服を?
いやいや、アクセサリーとかさ、靴とか。。。
あ、なるほどね。
ずいぶんと昔の話になるが、親父が言っていたお客さんとの
エピソードを思い出した。
こんな話だ。
とてもよく買ってくれる常連のお客さんがいたそうな。
そのかたはサラリーマンで普段はスーツなわけです。
仕事帰りなんかにナクールに来るときはもちろんスーツ姿。
で、親父曰く、なんかスーツのサイズ感や、ネクタイの感じが(?)だったそうで。。。
あるとき聞いたそうです。
「○○さん、スーツはどこで買ってるの?」
すると、彼はよくぞ聞いてくれました。と言わんばかりに微笑み、
(彼は、どちらかというとおとなしいタイプの人で、自分から
積極的に話すタイプではなかったそうです。)
「いやぁ、百貨店とかで買ってるんですけど。。。
女性の店員さんに奨められるがままに買っちゃうんですよ。
どちらかというと断れないんです。
で、あとから、『あっ、これはやっぱり失敗かな?』と思うモノも
買ってきちゃうんです。」
「今度、一緒に行って選んでくれませんか?」
(だってナクールにスーツないんだもん。)
と親父にオファーがあったそうな。。。
「え?それで親父、どうしたの?」と若かりしオリハシは興味津々なり。
「しょうがないだろ~、○ー○○(某セレクトショップ)
に連れてって○○さんにあう雰囲気を教えてあげたよ!」
「ま、喜んでたからな、いいんだよ。」
オリハシは最近、親父がこの話をなぜしたのか?ということが身をもって
分かるようになった。
これは最近あまり知られていないけど商売の基本は信頼関係に成り立っている。
・このお店は(オリハシは)、私(お客)に対してそれほど悪いことはしないだろう。
・オリハシがいいと思うモノ(あるいは服のポイント)を、
あの人(お客さん)はきっと多かれ少なかれ掴んでくれるだろう、感じてくれるだろう。
☆「それほど悪いこと」とは
流行を外してたり、極端に上乗せした上代だったり、少しでも現金化したくて
無理に押しつけたり、粗悪品を扱ったり、。。。ということね。
そういうことはしないだろう。という信頼である。
結局はこの信頼関係に尽きるんだよ。
もし、このブログで綴っているささやかなオリハシの思いが、
またはコメントやメールでのやりとりが、
そのような信頼関係を確立し、あるいは強めるのに少しでも役立てばいいのだけど
。。。とオリハシは願っています。
パーソナル・スタイリストなる業種には負けません。
ね?そうでしょ、Niiyamaくん。