そもそも、この本を大前研一さんが訳すことにちょっと?
疑問というか、あれっ?という思いがあり友人から借りました。
そもそも論理的思考力でアメリカ人に負けない大前さんでしょう。
これまでだって、ロジカルシンキング(論理力)を徹底して引っ張ってきた
と思います。
それが「物語力」ですよ。
ちょっと守備範囲外ないんじゃないの?と思いつつ楽しみにして読みました。
ハイ・コンセプト
「新しいこと」を考え出す人の時代
ダニエル・ピンク[著]
大前研一[訳]
三笠書房
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左脳だけじゃダメで、右脳も使いましょうね。
というのが論旨。
これまでの思考の殻を破った「ハイ・コンセプト(新しいことを考え出す人)の
時代」であり、そういう「突出した個人」が持つ「6つの感性」を提示している。
その6つとは
1.デザイン、2.物語、3.全体の調和、4.共感、5.遊び心、6、生きがい
だそうな。
うむ、アパレル業界にいると、こういうのってわりと一般的に言われてると
思うんだけどね。
「オリ、ブランドはストーリーが大事なんや!」
なぁんて新入社員のときから言われたしね。10年前ですよ。
オリハシ的に考えると、
結局は両方大事でしょ。ってわけです。
え?
そんなスーパーマンみたいに慣れるわけないだろ!
とお叱りの声が聞こえてきそうですね。
いやいや、あきらめたら終わりですから。
わりとしつこいタイプなんです。
本書にこんな言葉が引用されていました。
「あなたは石の下に隠された、誰か他の人が書いた人生の意義を見つけ出す
わけじゃない。自分自身の内側から人生に意義を与えることでしか、
それを見出すことはできないのだ。」
どん欲にいきましょうよ。