昨日の「千円札は。。。」からさらに「おっ、その視点はいいね」
と思ったこと。
著者はファッションにも言及している。
そのなかで、日本の女性は変化する力が強い。ということ。
さらに、
男性は女性よりも変化に弱い。
という点に着眼している。
ぬ、なかなか鋭いっす。
メンズの場合、いつも決まったモノを選ぶ傾向が強い。
自分の中の定番を作りやすいのかもしれない。
そういう欲望もわからないでもない。
だけど、やっぱり個人的に言わせていただけば、
「千円札は。。。」の著者が言うように
ちょっとずつの変化が欲しいところだ。
いや、その前に言うならば、
「欲しいモノ」を初めから決めすぎてないか?
この場合「モノ」は「ブランド」とも置き換えられる。
それを身にまとったら、すべてかっこいい!
というのはあり得ない。ということを上級者は心得ている。
店にやってきて、
あちこち目移りしながら、オリハシとの会話を楽しみ、
その服自体に自然と手が伸びてしまう瞬間を待つ。
ある目的のモノがあって、それを達成するためだけの
買い物ならインターネットで充分である。
でもほんとに「欲しいもの」って決まっているのだろうか?
とオリハシは問いたい。
服そのものがあなたに語りかけてくる瞬間があるのだ。
耳を研ぎ澄ませんだ!
服が語りかける。
その服を見て、自分の欲望が喚起されることもあるのだ。
そういうお店があっていいと思うし、
また、そういう買い物が出来る人はおしゃれだと思う。
そういう人は自分のこだわりを軽く超えて変化していく。
ひょいっとまたぐように颯爽と超えていくのだ。
原因というのは、すでに先行して起こっている
ことの効果だったりするのだ。
仮店舗営業も残すところあと一日、明日だけです。
1年10ヶ月の間、よく頑張ってくれたよ。
明日一日、このお店で何人の人の欲望に火を付けることが
できるだろうか?
がんばろっと!