「4月に入ったらすぐに来ますから。」
そう言い残し去っていったのが2週間ほど前。
なぜ4月なのか?っていうと4月は彼、Igasaki君の誕生月なのだ。
ナクールヘヴィユーザーで「なかよしスタンプ会」のポイントカードをお持ちのかたは周知のとおり、バースデーカードが届いていると思う。
誕生月はすべて10%オフになるんです。
だから2週間その服が売れないことにかけるわけです。
だって¥58000-[¥60900-税込]のスカジャンだからね。
なんだオリハシさん、そんならそのときに前倒しで10%オフしてあげればいいじゃん。
うむ、そーいう考えもある。
だが、オリハシはそういう方法を採用しない。
それをやり出したらきりがないから。
Igasaki君は10年来のお客様。
そのあたりのことは熟知していてくれる。
たぶん、「この一枚は、オレ以外買わないだろう。」という読みをしたんだと思う。
そして、オリハシにこう付け加える。
「オリハシさん、これ、寺山修司がわからない人に売っちゃダメですよ」と。
昨日、
彼女と2人で来店し、奥の壁面裏、別のジャケットの裏にひっそりとたたずむようにかかっているスカジャンをその彼女のほうが最初に発見する。
「あっ、まだあったよ!♪」
ほとんど宿命的に彼のために存在していたようなものなのだ。
Igasakiくん、いつもありがとう。
※このスカジャンの詳細→GENETIC MANIPULATION