6月。
今月は決算月なのだ。
(株)ナクール怒濤の一年間。第36期が今月20日に終了する。
あと20日間、走りきるし、そのまま突き抜けるつもりなのだ。
もちろん、その次の課題も山積み、反省点ばかりである。リニューアルオープンまでこぎつけての決算で一息と言うわけにはいかない。
「まぁ、そんなに力むなよ」とどこからか聞こえてきそうだが、
そんな流暢なこと言ってられないのだよ、きみ。
ちょっとでも気を許すと、どこかにほころびが出てきちゃうんだな。
そーいう小さいほころびは早期に気が付かないとオリハシのような手売り商売のお店は手遅れになってしまうのだ。
「生き急いでる」って?
違うね。全く違うんだ。
むしろ、やってることはショートカットよりむしろ、大回りして、時間をかけてえっちらおっちら積み上げているのだ。
ただただ「不安」なだけなんだよ。
そういう「不安」が推進力となっていくのだ。
と、まぁ、会社勤めの人にも、これが理解できる人と理解できない人がいるし、どちらが良いとか、悪いとかの話でもないんですがね。
このオリハシ日記も今月18日から5年目に入ります。
4年間に渡って愛読して頂いてる皆様、ホントにありがとうございます。
これからも淡々と、ときに熱く、ときに泣けて、ときに「くすっ」と笑えるネタを。。。いや「建設的虚構」をリアルっぽく綴っていきますよ。
って今、言った「建設的虚構」ってこの本からの引用です。「建設的虚構」ってなんかいいなって。。。いかにもオリハシがやってるファッションっぽくって。前半の「建設」に重きをおくか、「虚構」に重きをおくかで、言葉のイメージが違ってくるっていう気がします。
岩井克人氏が語る、貨幣論、資本主義論、法人論、信任論、市民社会論、人間論の総まとめみたいな本です。
ケインズの流動性選好の話はやっぱり惹かれるな。
人は他者の欲望を欲望するけれども、
欲望の他者性っていうのは「別の人もそれに価値があると思っている」ということに過ぎないってこと。
モノとして他者が欲する「他者の欲望」とは違うってこと。
うむ、刺激的だ。
利潤は差異性から生まれるが、差異を作り出し、均質化していくのもまた資本主義だ、と。
独自の差異性とは。。。やはりモノではないところにあるのだ。
たぶん。