Styling log

接客しながら思うこと。
あぁ～、この人誰かに似てる。
いや、過去にけっこう買って貰ってたような。。。
別々の二人を相手にしながら、片方のお客さんのことを考える。
時間にして数秒。
あっ、間違いない。その彼の昔の顔と今の顔がまるで指紋の適合画面のようにオリハシのアタマの中で照合される。髪型は異なるものの、顔と声色はまさに彼だ。しかし、惜しいかな、名前が出てこない。。。不出来な脳みそである。
もう片方のW部さんはすでに何枚かチョイスして、試着段階で迷っていたので、思考はどうしても「そのもう一人」に集中していまっていた。
「あの～、ごめんね、昔、良く買って貰ってたよね。
たしか。。。法政二高に通ってたよね。」
「はい、M田です。」
「おおっ、M田A彦君じゃない！久しぶり。」
（なぜか、名字が出ると、フルネームで思い出すオリハシ）
もう既に社会人３年目か。。。
高校３年生の時にちょくちょく寄ってもらってって、大学生の時は４年生の時に一度。その時も「４年ぶりだね。」って話をしたっけ。
その４年ぶりから、プラス３年ぶり。（笑）
某～総研に勤める彼は最近、武蔵小杉に引っ越してきたようです。
そうだよ！「移転します」ってハガキ出してから、ぐずぐずしているからもう元に戻ってきちゃったよ！。
「お店、すごくいいですね！なんか昔よりかっこいい系の服が多いですね。」とコメントを頂く。
うむ、ちょうどこれからがナクールの服はより一層似合ってくるんじゃないかな。
なんだか、こーいう再会も「店を構えてる。」ということならではの経験なのだ。
長い人生の中で、一時期、通い詰めた服屋さんがある。しばらく離れてから、「ふと、そー言えば。。。」と思い出してもらえることの有り難さ。
もちろんオリハシはその間も様々な思考をめぐらすのだ。
「あの人は今、どーしてるだろう？」と。
M田くんは言った。
「覚えててくれて、ありがとうございます！」と。
何を言ってるんですか。
その言葉は、そのまま君に返すよ。
ホントに覚えててくれてありがとう。
これからはご近所なので。。。月一くらいで。。。（笑）お願いします。
写真はM田くんセレクトのフェイクレイヤードポロとVネックTeeです。（共にGROSBEC）