今年、最後の商品紹介はこちら、オリハシ日記でしてみたいと思います。
ついにスーツです。
セットアップ品番なので、もちろん単品購入でもOKですが、ジャケ、ベスト、スラックスと３つあるとすごく重宝するヤツラです。
はい、もちろんオリハシ自身も個人買いしてます。（笑）
素材は綾織りのチンツ素材。光沢感があります。
表地はポリエステル70%、レーヨン24%、ウール8%、裏地はポリエステル100%です。背抜き仕立てです。
ジャケットは72cm丈のピークドラペルジャケット、内ポケットは台場仕立て、裏側も総パイピングされています。
ベストもポケットのジップ使いのアクセント、後身頃にはクロコ柄エンボス地を使用してこだわった仕上げです。単品でも充分その存在感があるので、春はデニムオン、Tシャツ＋ベストの単品着こなしも可能。
スラックスはL7 REAL HIPの大定番、ダブルパイピングブーツカット。これまでは同型のデニムや綿素材の単品パンツをずっと展開していましたがこれはまさにスーツ地のWパイピングパンツ。ポケットがジッパー使いになっているのが違いです。
Wパイピングブーツカットデニムが何故に単品ジャケットとの相性がいいのか？と言うとそもそもセットアップでデザインされているから。というのが理由の一つでしょうね。
モデル写真は同スーツのグレーを着用しています。こちらのカラーはNakoolでは発注外ですが、欲しいかたは是非、オリハシに言ってくださいね。春物だからまだ間に合いそう。。。
ジャケット￥29000-[￥30450-税込]
ベスト￥13800-[￥14490-税込]
スラックス￥13800-[￥14490-税込]
三揃えで￥59430-税込は安いです。ベストは要らないよ。という人なら￥45000-を切る価格。
昔、OIOIに入ってる某ショップでスーツを購入したことがありますが、販売員さんと話してて、丸井ではスーツとして５万を切る価格で販売してはいけなかったそうです。（今はどうか？は知りませんよ。）そこでそのブランドは、スーツ品番ではなく、あくまで上下、セットアップ品番です。ということで、４万９千円代でした。（笑）
そのブランドは当時OIOIの中でも１．２位を争う細身なスーツを作っていました。（今は、カジュアルばっかりですが。。。時代ですね。笑）
ええ、率直に言って、
着た感じはそれをも凌ぐ細身シルエットです。
あっ、伝えてなかったけどね、エルセブンの会社はもともと重衣料系、スーツをずっと作ってきたところだからね。上手なんですよ。
尖ってます。シャープです。着る人選びます。（笑）
実はこのクツを仕入れた理由は、このスーツがあったからなんです。すでにサイズがきれて再入荷待ちですが。。。こういうのってなかなかうまくいきませんね。（笑）
村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」を読む。
そこでは、たぶん初めてだと思いますが村上春樹が自分自身のことについてかなり多くを語っています。
例えばジャズバーを１０年ほど経営していた村上春樹が小説を書く姿勢を綴った箇所。
「みんなにいい顔はできない」、平たく言えばそういうことになる。
店を経営しているときも、だいたい同じような方針でやっていた。店にはたくさんの客がやってくる。その十人に一人が「なかなか良い店だな。気に入った。また来よう」と思ってくれればそれでいい。十人の内一人がリピーターになってくれれば、経営は成り立っていく。逆に言えば、十人のうちの九人に気に入ってもらえなくても、べつにかまわないわけだ。そう考えると気が楽になる。しかしその「一人」には確実に、とことん気に入ってもらう必要がある。そしてそのために経営者は、明確な姿勢と哲学のようなものを旗じるしとして掲げ、それを辛抱強く、風雨に耐えて維持していかなければならない。それが店の経営から身をもって学んだことだった。・・・（略）・・・僕はそういう姿勢で小説を書き続けた。読者の数も作品に伸びていった。
この入荷したスーツはそういうスーツです。
