月曜日、開店直後。AM10:10。
メーカーと電話中のオリハシ。
ウィンドウ越しにコロコロとキャリーバッグを転がしながら誰かやってくる。
「んっ?誰だろう?」
電話越しの会話から意識が遠のく瞬間。
受話器からエルセブンのF岡くんが追加品番の確認をしている。。。が、オリハシはといえば、ほとんど意識はそのキャリーバッグの男に釘付けになる。
某プレミアムデニムを穿き、ダウン系のアウターを羽織っている。
新規のメーカーかな?
月曜の朝一から飛び込みで来るか?
普通。。。ちょっと考えられない。
「こんちわっ!」
入ってきた彼の笑顔に思わず電話越しに声が詰まるが、頬はゆるむ。
Handa君じゃんっ!もちろん声は出ない。
「じゃ、よろしくっ!」と早々に受話器を置く。
「どこの営業が来たのかと思ったよ。」
8月以来の来店。その前はGWだったか。。。
実は随分前にもHanda君の記事を書いている。本人は知らなかったかもしれませんが。。。こちら。
かれこれ長いよね。
「今日、これから郡山に戻ります。」というわりに今回も悩みまくり。
写真のRocK & Republicのラスト一本30インチを選ぶ。
トップスもいろいろと悩みながらもこのカットソーと同じくエルセブンのタール。
カスレプリントを施した素材が独特の色気をもたらします。
「ここに来たら、ここでしか買えないモノを買わなきゃ。」
そう言ってくれる。
もちろん嬉しい。
だが、裏腹にもちろん、同じブランドがここしかない。というわけじゃないことをお互いに知っている。
同じブランドを扱っていても、セレクトするアイテム、見せ方、合わせ方、揃え方で別のものになる。ということもお互いに知っている。
発表の仕方で、差し出し方で同じモノでも違うモノになる。
大袈裟な言い方になってしまうかもしれないけど、データ化され、カタログ化されたものだけを追いかけてもとても追いつくことが出来ない、また味わうことが出来ない時間を求めて来てくれる。
なぜ、あの人はあそこまで行って買うのか?
それは大人の買い物の楽しみかたを知っているからだ。
二十歳になった成人のかたがた。
わかるかな?
まだ、わかんないだろうなぁ。。。