10日ほど前の新聞記事でおもしろかったのが赤瀬川源平氏。
「意志より数字の日本人」という表題だった。
現代人は数字に弱い。数字に従う。という。
ふむふむ。。。
賞味期限の数字が一日でも過ぎていたら、もう食べられない。捨ててしまう。その物の実態よりも、数字を信じる。というより数字以外の判断能力がなくなってきている。と。
同じようなことを横断歩道でも感じる。という。
信号が赤なら、もちろん渡ってはいけない。でも横からの車はまったく来ない。それでもじっと待っているか。それとも渡ってしまうか。。。
日本人は割ときちんと待っているほうだ。という。
なるほど。なかなかラディカルな意見でおもしろい。
さらに赤瀬川氏は続ける。
日本人は数字のほかにもブランド物に頼る。ルイ・ヴィトンのそれとわかる小物の普及率などは、世界でもトップではないかと想像する。と。
赤瀬川氏自身も、カメラはライカを買って神棚に置いている。と(笑)
肉や魚にしてもそうだ。自分の目と舌で判断するより、まずブランドに頼るので、だったらブランドさえ張りつければ、というところから偽装が生まれやすい。と。
とにかく何ごともコンピューター管理で、食品には数字やバーコードがついて、判断を科学技術に委ねた分だけ人間は楽になった。でもそうやって外の力に依存した分、人間一人としては丸裸の状態になっている。と。
と、まぁ、そうは言ってもさ。。。と言うところだろう。
自分だけの価値観に基づいて判断を下していくのは至難の業だしね。
「わたしたち消費」でも、私だけの価値観といった消費は80年代から言われてきたが、何でも自分で決めなさい。となれば、消費者は不安になることが分かってきた。だからこそ完全な個人消費ではなく、「わたしたち」という共感がポイントになる。といってる。
オリハシ自身は、幼少のころから「人は人、自分は自分」と両親から育てられてきたからね。もちろん、それについては「くそっ、あのセレクトは、あの判断は失敗だったぜ。」ということもあるけど、自分の判断だからやっぱりそこから学習するし、ある時期を超えたあたりからは、おおむね両親は「よし、OK!」と承認してくれていたよね、今考えれば。。。だから良好に生きてきたな。って思うわけですよ。しかも、セレクトショップってやはりオーナー自身の意志がはっきり顕れてナンボの世界だと思うからね。そーいう意味では、「自分なりのモノサシ」を形成させてくれた両親に感謝ですな。やっぱり。
これからもオリハシのモノサシに熱狂的に共感してくれる人を一人、また一人と増やしていくだけです。
で、リクエストがあったので画像を載せておきます。コンバース「JACK PURCELL REMAKE(by TASS STANDARD)」です。
フープのKawashima君をも唸らせるリメイクっぷり。(笑)
これ、写真はシルバーなんですが、わたくし、オリハシの判断でこれは入荷しません。。。えっ?それはダメ?(笑)
入荷するのはオフシロとブラックです。
え?手堅い?
すまない。
意外とノミの心臓なのだ。(笑)
納期は4月中旬です。¥23000-[¥24150-税込]