Styling log

2008年6月4日(水) 服との対話。

明日は木曜日ですが営業してま~す。
よろしく。
「普通っぽいけど、コジャレて見える。」
っていうのは意外と難しい。
TakedakunCitizenDenim.jpg
Takeda君は凝ったデザインものも好きだが、Tシャツ+デニムというシンプルスタイルでもサラッとこなしてしまう。
重要な一つは「サイズ感」だ。
で、タイトめだけど、クタッとした感じがでるもう一つの要因は素材。
トップスのTシャツはT/Rリネンという合繊。
綿は使ってない。けど、とってもサラサラして気持ちいい素材なのだ。
今年、by TASS STANDARDのこの素材を使ったTシャツを買った人は異口同音に言う。
「着心地がめちゃめちゃいいです。」と
しかも、ベルト周辺に着目して欲しい。
バックルにやや引っかけた感じが緩やかなドレープを作り出しているのがお分かりだろうか?
これだ。
それに呼応するようにして、CITIZEN OF HUMANITYのブーツカットだけど、ちょっとだけゆるめで穿いてるとこが決まってる。
実は、彼の場合、一番、小さい28インチを穿いたらこのサイズ感だったわけで。。。つまるところ「じゃ、これで。」という買い物だったわけだが。。。
つまり、「そのサイズ感に合わせて、トップスのTシャツを選ぶならこうだな。」というのを無意識的に行っている。
この無意識的なところをわたしたちは「センスがいいね。」っていうのだ。服と自分との相性をコーディネートで調和させてしまう。
オリハシはこの感覚をどーやったら伝えられるか?
と日々考えている。
一つ言えるのは、一回脱線したサイズやテイストのものも挑戦してみてはどうだろう?ということ。
それは、今まで付き合いのなかったような人とどーやったらうまくコミュニケーションがとれるか?
と考えることにも似ている。
それを克服した時の嬉しさに似てるんだよ。
一着の服が似合うようになったな。
っていうことと。
そーすると服ってホントに楽しくなる。
実は言葉をしゃべっているのだ。
「こーやって着て欲しいな」って。
もちろん、オリハシは精一杯、翻訳して伝える。そして、着る人とその服がピッタリ重なり合うような対角線を見つけてあげるのがオリハシの最大の仕事だ。
しかし、慣れてくれば、聞こえてくるようになるよ。
耳を澄ませるんだ。蛤のように注意深く。(村上春樹@「海辺のカフカ」)

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新丸子の写真館「写真道場」さんとのコラボレーション企画、CRS活動としての洋服ポスト・・・etc

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VOICE of nakoolistお客様の声

オリハシ日記、早速拝見させて頂きました!自分が出るときはストーリー仕立てになっているんですね(笑)妻からは最後のピース写真が好評でしたよ。それにしても、僕が話したことをよく覚えていますね。びっくりしました!
川崎市川崎区、30代、 会社員 T様