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2008年12月20日(土) 写真ウツリ~1年越しのDUVETICA

書家のS氏が来てくれた。
L708AWTrenchCAGR1.jpg
写真は秋口に購入して頂いたトレンチコート。
書道の先生がL7 REAL HIP着て現れる学校っていいよね。
で、12月。
毎年、この時期は京都(仕事関係ですね?)に行く彼はその前にナクールに来てくれる。
S氏のお話を拝聴するのはいつもながらに興味深い。
「やっぱりHPの写真で見るのより、いいですね。」
オリハシとしては平謝りなのだが(いやぁ。。どうもうまく撮れなくて、と。)、S氏はこう続ける。
「いや、違うんですよ、オリハシさん。
写真ウツリが良いものをボクはあまり信用しないんです。」
「むしろ、いいものは得てして実物を見るとなるほど!と思うものなんですよ。」
と。
書道の作品でもだいたいそういうことになっているらしい。
WEB等の写真で見ると「おっ、これは!」と思っても実物を見ると「なぁ~だ。」ということがしばしば頻繁にあるらしい。
また、その逆も。
実物を前にすると「おおっ!?こんなに良かったのか。」と。
う~ん、なるべくなら服の写真をよく見えるように撮りたいなって思ってる。が、しかし、なるほど実際にお店に来てもらったら、「あれ?写真ではよく見えたんだけどな。」っていうふうになってしまうのは本意ではない。
そうね、オリハシはネットで売る気はないですから。(今はね)
そういえば以前、S氏に「ネットで売ろうとしないところが好きです。」と言われたことがある。
話を戻そう。
つまり、こういうことか、
なるべくよく見えるように撮った方がいい。(もちろん、そうだよね。)
しかしながら、必要以上によく見える必要はない。と。
また、アーティストだな。っと思わせることも多い。
「今年のテーマはこれでいこう!ってことが急に直感で閃く。」とか。
「黒は全部違う黒なんです。黒はさじか加減で無限です。」とか。
「お堅い書道の世界において、あふれ出す、はみ出すギリギリまでやる」とか。
枚挙にいとまがない。
そんなS氏に昨年から言われていたアイテムを購入して頂いた。
実は「来年はDUVETICAを買います。」と言われていた。
DuveticaBlack.jpgもちろん、オリハシは他の誰かに、あるいは友人でさえ、こういうこと言われてもほとんど期待しない。何せ一年後だもの。しかし、準備だけはきっちり押さえておかなければならない。
が、S氏に限っては、全くの信頼があった。
「まだ、サイズあります?」
昨日の最初の一言がそれだった。
「もちろん。」
一年経てば、いろいろ状況は変化するし、気持ちだって変わることもあると思う。
けれども、それを有言実行してくれること自体、本当にありがたいな。と感じずにはいられない瞬間。
以前にも書いてるかもしれないけど、
昔、レディースアパレルの営業していたときに得意先の女性オーナーが言っていたのを思い出します。
「一着、一着、お嫁に出すような気持ちでやってるのよ。」
と。
今になると、なんかわかるな。
S氏、一年越しのDUVETICA。
本当にありがとうございます。寒い京都で活躍してることでしょうか?
教え子さんの全国大会で、これからハードな毎日でしょうが。。。
また、煮詰まったり、リフレッシュしたときはいつでもお立ち寄りください。逃れの店へ。。。
しかし、やはり。と言うべきか。愛車にあうのはこのダウンですね。

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