Styling log

2008年12月30日(火) 今年もありがとうございました。

今日で仕事納めオリハシです。
今年も一年間、ナクール、オリハシを御贔屓にして頂き、ありがとうございました!
オリハシからメール(あるいはDM)がいくと、
「あっ、オリハシからまたメールが来た。」とか思わないでくださいね。
けっこう私もどきどきしてタイミングはかっておくっているつもりですが。。。(笑)
それでもタイミング悪かった方々、心よりお詫びいたします。
だけど、来年もメールします。(笑)
逆に、「こんなアイテムが欲しいんだけど。。。」とメールをいただいた方々、充分に応えられたでしょうか?
いろいろと宿題を残しているとは思います。
また、来年も期待しててください。
ShigeSK.jpg
今日、来店してSkagenを購入して頂いたY君。昨夜は友人たちと「ぬけ作」さんに行ったようです。「唐揚げ、おいしかったです!」との報告を受けました。
でも、実は、ナクール・ヘヴィユーザーのY君ではなく、その友人のかたが、「ぬけ作」さんに行こうよ。と言ったそうです。
彼は、「Y君がナクール・ヘヴィユーザーであるのを知っていて、なんとこの『オリハシ日記』の読者であるらしいのです。」
だから、「ほら、あのナクールのブログで紹介されていた唐揚げのお店に行こうよ。」とY君に言ったそうで。
まぁ、そういうことがあっていいと思います。
以前にも書いてるとおり、この「オリハシ日記」そのものがナクールのセレクトです。
また、これもいつも言ってるとおり、本業の服では、全員の要望に応えられません。去年も書いたけど。。。この引用。
 

「みんなにいい顔はできない」、平たく言えばそういうことになる。
 店を経営しているときも、だいたい同じような方針でやっていた。店にはたくさんの客がやってくる。その十人に一人が「なかなか良い店だな。気に入った。また来よう。」と思ってくれればそれでいい。十人のうちの一人がリピーターになってくれれば、経営は成り立っていく。逆に言えば、十人のうち九人に気に入ってもらえなくても、べつにかまわないわけだ。そう考えると気が楽になる。しかしその「一人」には確実に、とことん気に入ってもらう必要がある。そしてそのためには経営者は、明確な姿勢と哲学のようなものを旗じるしとして掲げ、それを辛抱強く、風雨に耐えて維持していかなくてはならない。それが店の経営から身をもって学んだことだった。(「走ることについて語るときに僕の語ること」より 著:村上春樹)

そーなんだよ。これすごくわかる。
だけど、それだけじゃ、なんだか自分が納得いかない部分があって。。。で、その苦肉の策がこのブログのスタイルであり、書いて公開することのセレクトだったのかもしれません。
服は着る人を選んでしまうかもしれないけど、
「その前に選ばれるお店になりたい。」と。
このブログを通じて、一人でも多くの人が
「おっ、このオリハシがうまいっていうんだから一度行ってみよう。」
とか、
「へぇ。。。この本買ってみよう。」
とか、
そんな風に思ってくれると本当にありがたいです。
よく顔を知るお客さんもたくさん見てくれていますが、ナクールには来たことないけどブログは読んでます。っていう人の多さにも驚かされます。
顔の直接見えない、ある意味でコンセプチュアルな人間関係だけれど、そのような目に見えない「観念的な」関係だってとても意味のあるものなんだ。
あらためてそう思う一年間でした。
そういった人たちの一人でも多くが、オリハシと顔の見える関係を築いているお客さんとの中に入ってきてくれることを切に願っています。
(もちろん、距離とか、物理的に無理、とかあるかも?ですが。。。)
そう、
服でも買ってみようかな。
オリハシのとこで。ナクールで。と。
今年、一年間、ありがとうございました!
皆さん、良いお年を!
また、来年、よろしくお願いいたしますっ。
1月3日(土)から営業しています。
福袋。
昨日、夜、作りました。(笑)

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nakoolさんにはいつも刺激と緊張感をもらっています。その上で向上心と信頼を感じるのが他の店と違うところです。あと「魅せ方」の提供という部分は音楽と共通する部分が多々あります。
神奈川県 40代、作曲家・ミュージシャン、T様