今日の幻の更新は見た人だけ。っていうことでお願いします。
劇的な試合でした。感動した。って人も多いのでは?
なので、こちらも感動もの。
「海を抱いたビー玉」(森沢明夫 著)
「この本に出会ってよかったな。」
そう思うと同時に、「この本で泣ける人」で良かった。とちょっと自分自身で安心。
「オレ、まだ擦れてないな。」という感情と同時に「まだ青いなんて思われるかな?」とも。
それでもやはり大事なことが書いてある。そう思わざるをえません。
「モノ言わぬモノにモノ言わせる」ストーリー。
と言いましょうか。
愛情を注ぎこまれることで「心」を持ったボンネットバスと人や物の心の揺らぎに反応するビー玉が年代を超え、場所を越え人々と関わっていく半フィクション、半ノンフィクションの物語です。
どこかこの本自体に人を元気にさせる力があるようにも思います。
また「終わりは始まり」とでもいいましょうか。。。
おおっ、そうきたか。
というエンディング。
ネタバレになるので書きませんが。。。
是非、読んで欲しい一冊。
たまにオリハシ自身が口にする「セレクトした服を丁寧に売りたい」とか、「一枚、一枚、嫁にだすつもりで。」というようなこと。
商売ベースで考えれば、
「大事に長く着てもらうこと」と「たくさん買ってもらうこと」は相反することのように思われがちです。
しかし本当にそうでしょうか?
大事に長く着てもらいたいし、より魅力的に着続けてもらいたい。
そのためには「なんだ、オレはまたこれと合わせられちゃうのか。。。もっと他ないのかよ。」という思いをその一着にさせないこと。
それが長くその一着を愛することとも言えないでしょうか?
その一着をワンパターン化させない。
っていうことは、よりラディカルで着る人も着られる服もハッピーなことではないでしょうか?
オリハシはしばしば頻繁に、故意的に「昨シーズンや一昨年のシーズンのアイテム」を一つくらい入れて着ていることがあります。
「それいいですね。もう売ってないんですか?」と単品指名で、もちろん言われることもありますが、「同じアイテム」を購入されたお客様には、「あっ、今期のそれとよく合うんですね。」とか、「そーいう着方もありか。」と言われることもあります。
昨日の自分、過去の自分を活かすも殺すも今、この瞬間を生きてる自分の行動次第です。
そうは思いませんか?
たかが服一着、されど服一着。
今、この瞬間の旬を取り入れつつ、自分の過去を活かし続けたコーディネートをしていきましょうよ。
と大風呂敷を広げてしまうと収集つかないので、とりあえずオリハシが販売した子達はだいたいわかります。ということです。(笑)
そうね、
お店だって長く深くつきあった分だけいいことあるんですよ。
なるべく長くつきあっていきたい。
とオリハシが言うのはそういう意味合いもあるのです。
だからこそ、自分自身が変化していきたいですね。
一年やそこらで「こんなもんか」と次々と消費される店にだけはなりたくないですから。
思う、言う、成る。
それで行きましょうか。
今、溜まってる本を読破したら「津軽百年食堂」も読んでみます。