なんかアクセス数が立て続けに多いな。
って思ったら「武蔵小杉ライフ」の武蔵小杉ブログで紹介されてました。
（はつしもさん、ありがとうございます。）
それにしても、武蔵小杉ライフ恐るべし。（笑）
武蔵小杉ライフから来たお客様、こんにちは。
ナクールのオリハシです。
法政通りでメンズのメンズのセレクトショップやってます。
カジュアルメインですけど、時にスーツだってあったりします。
このブログはファッションの話を中にして、お客様とのやりとりや、どのような人が、どのように着こなしているのか？ということをよりリアルに理解して頂くために、そして、いつも店頭では伝えても伝えきれない、お客様への感謝の気持ちをあらわすことを主たる目的として開設されています。
でも、少なからずこうして書く事によって自分自身をも救済している側面があります。
こんなことを、飽きもせず懲りもせず2003年6月18日から6年間、木曜日以外、ほぼ毎日更新してます。そうね、先日７年目に入ったばかりです。
（一部、まだexciteのブログ時代のままですが。。。現在、移動中。）
さらに付け加えるなら、お店（会社）自体は今日から39期目に突入しています。第1期はS47.4.～6/20の変則的な決算であったために39期ということですが、年数で言えば今期で38年目、この武蔵小杉、法政通りでやってます。
わたくし、オリハシが受け継いでから10年です。
よく人から、「こんなところで。よくやってますね。」
っていわれますが、別に。（笑）
とにかく生き抜くために必死でやってたらこうなりました。
父の遺産（お店、メーカーとのつながり、お客様、等々）がベースになければやってこれなかったでしょうし、様々な局面で運に恵まれてきてます。
ということは、オリハシにとって、これから先も決して少なくはない苦労を強いられる。ということを暗示しています。恐ろしいですね。もう縮み上がりそうです。
メンズのどんな服を扱っているのか？はRECOMMEND等、覗いてみてください。
例えば、梅雨時期の今日みたいな雨の日は、レインブーツなんかを穿いてみたいな。と思うようなメンズの皆様がお客様です。
これが、そのエンジニアレインブーツです。
彼はオリハシと同い年のお客様、もう30代後半です。アラフォーと呼ばれる年齢。お子さんだっていらっしゃいます。
もう２年以上、通って頂いてますし、横浜に引越されてからも頻繁に来て頂いてます。
お客様は25歳前後から、かなり上の世代までカバーしています。
洗練された大人のカジュアルをわたくしなりのフィルターに通して、編集し提案してます。
なので、あまり年代は意識していません。
もっと言ったら、実は女性のお客様だって少なくない人数がいたりします。
ちなみに、写真のチェック柄のガウンは某タレントさんもTVで着用していたそうです。
このポイントは何か？と言えば、TV内で著名人が着用するから。ということでなくって、むしろ先に自分が購入していた。という事実にあります。
こういった、ある種、「半歩先、一歩先を行く幸福感」というもを感じて頂けたら。。。といつも思っています。
店に入って、買い物して、出てきたら、自分が変わった！。
というような経験をして欲しいですね。オリハシにそのような力業があるかどうか？わかりません。不完全な自分ですが、不完全なりに全力を尽くしています。
オリハシ自身、服は好きですがこのようなお客様との関係性の中においてお店をやっていくには「好き」だけではダメなのです。
そのヒントを、新作「1Q84」で話題の作家、村上春樹さんの「アフターダーク」という小説から得ました。（ずいぶん前の話ですが。。。）
何かをうまくやることと何かを本当にクリエイトすることについて。
「アフターダーク」の中ではマリと高橋の会話。音楽について語られています。
「プロのミュージシャンになるつもりなの？」
彼は首を振る。「僕にはそれほどの才能はない。音楽をやるのはすごく楽しいけどさ、それでは飯は食えないよ。何かをうまくやることと、何かを本当にクリエイトすることのあいだには、大きな違いがあるんだ。僕はけっこううまく楽器を吹くことができると思う。褒めてくれる人もいるし、褒められるともちろん嬉しい。でもそれだけだ。だから今月いっぱいでバンドをやめて、音楽からは足を洗おうと思っているんだ」
「何かを本当にクリエイトするって、具体的にいうとどういうことなの？」
「そうだな・・・音楽を深く心に届かせることによって、こちらの身体も物理的にいくらかすっと移動し、それと同時に、聴いている方の身体も物理的にいくらかすっと移動する。そういう共有的な状態を生み出すことだ。たぶん」
オリハシは服飾を通じて受け手である皆様とある種の共有的な状態を生み出したい。そう考えています。
それがお店をクリエイトする。ということだと信じています。
そのための一部として、この「オリハシ日記」は存在しています。
今日、初めてご覧になったかたから、一人でも「おっ、このお店で買ってみたいな。」と思って頂けたらいいですね。
お待ちしています。
