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2009年7月24日(金) 時間意識~じっくり染み込むように。

こんにちわ。オリハシです。
梅雨が明けたっていうのに梅雨みたいですね。
まぁ、こういうことってよくあることです。
昨日も告知しましたが、明日25日(土)ポイント5倍ですんで。
あ、Shindoさん、NO ID.のスネーク・ウォレット取ってあります。ご安心を。(ラスト一個でした。)
昨日のジャックパーセルリメイクは早速、反応がありまして。。。
今日、午前中のkosugi君。ごめんね。。
ちょっとサイズも厳しかったと思うし。
NO ID.のショートパンツの件はまたご連絡しますね。
コンバースリメイクはまたのご縁をお楽しみに。
今日は「ビビッ」と来たことがあったので、とりあえず書いてみます。
引用の本は最後に書きますね。
ポイントは「音楽は時間意識の涵養のためには極めて重要だ。」という事、それが実はファッション的でもあるのでは?という仮説。
以下少し引用

 孔子は音楽を愛した。政敵に追われて放浪しているときも、琴を弾じるのを止めなかった。「楽」は時間意識を涵養するものです。豊かな時間意識を持っていない人間には音楽は鑑賞できません。楽器の演奏も曲の鑑賞もできない。というのは、音楽とは「もう消えてしまった音」がまだ聞こえて、「まだ聞こえない音」がもう聞こえているという、過去と未来への拡がりの中に身を置かないと経験できないものだからです。
 単音の音楽というものはありえません。リズムもメロディも、その音楽に「先行する楽音」と「後続する楽音」の織りなす関係の中でしか把持されません。そして、「先行する楽音」も「後続する楽音」も、論理的に言えば、今、ここでは聞こえていない。今、ここには存在しないのです。今ここには存在しないものとの関係を維持しなければ、音楽というものは演奏することも聞き取ることもできないのです。

このあたりズンズンときますね。
皆さんは各々のアイテム達を購入していかれるのですが、その中で必ず、今ここには存在しない家のクローゼットの中を想像してコミュニケーションしてるはずです。コアなナクーリスト達はみんな帰ってから一人でファッションショーをしてるのですから。すると、次にオリハシが提案するものが「あっ、わかる!この繋がりでくるんだ。」っていうのが繋がってくる。
そうじゃないですか?T.コウタさん?
先日、ミュージシャンのT.コウタさんが来てくれて、自分の繋がりをセレクトしているのをヒシヒシと感じたんです。
(コウタさん、ありがとうございました!ブログも見ました!)
で、この本を思い出したわけです。
さらに続きます。

 音楽を聴くとき、それまで聴いた先行する楽章のすべての楽音が「今でも聞こえる」人、これから続くすべての楽章のすべての楽音が「もう聞こえている」人は、今ここで聞こえている単独の音(というのは原理的にありえないのですが、仮説として)を深く味わうことができます。
 はじめて聴く曲であっても、それまでの楽音がずっと記憶されて、聞こえている人は、これから続くはずの楽想がある程度予測できる。その期待にぴたりと添った音が聞こえれば快感が生まれるし、期待から少しずれれば、そこにグルーヴ感が生じる。

これはクラブに行くとまさに同じ現象が起こります。
分かる人には分かりますね。
えっと。。。ちょっとたとえ古いですけど。(笑)
例えば、UNDERWORLDの「Born Slippy」のイントロがかかってきて、「おおっ、アンダーワールドだ!」って思ってたら、FATOBOYSLIMの「Right Here, Right Now」が「♪ライヒー、ライナウ♪」ってボーカルが重なってかかってくる。
ってなると一瞬「おっ?」と期待から少しずれるんだけど、「これ、かっこいいじゃん!」っていうグルーヴ感が生まれる。と。
そんな感じ。
だから、このナクールサイトのRECOMMENDも長い歳月に渡って見てる人は、オリハシが次に出してきそうなアイテムをすでにアタマの中で見てるかもしれませんね。そういう人は「やっぱり!オリハシさん、そう来たか!」っていう想像を絶する快楽を得ているはずです。
そんなふうにに過去と未来に時間意識の翼を大きく広げていけばいくほど得られる快楽だってあるんですね。
オリハシはそうやってじっくり皆さんと付き合っていきたいと思っています。リアル店舗でやるライヴ感とはまさにそれにつきるのではないでしょうか?
皆さんの期待にぴたり添った服をセレクトしつつ、期待から少しずれたグルーヴ感もお店に加えていきたいな。と。
参考文献はこちら。
kyouikuron.jpg 「街場の教育論」著:内田樹
ファッション屋が教育論?
って思うかもしれませんけど、この内田樹さんの本だから手に取っただけです。
先生達にももちろんオススメですけど、
企業人が読んでもおもしろいはずです。

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新丸子の写真館「写真道場」さんとのコラボレーション企画、CRS活動としての洋服ポスト・・・etc

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VOICE of nakoolistお客様の声

10代から通うようになり、30代に入った今でもナクールでしか洋服を買ったことがありません。僕にとってナクールは「癒しの場」であり、個性豊かなナクーリスト(ナクールの常連さんのこと)と出会う「集いの場」であり、まさにオアシス的な存在です。 洋服と酒と人間をこよなく愛す、店主のオリハシ兄貴にもいつも元気をもらっています。
川崎市川崎区、30代、会社員、T様