村上春樹、「1Q84」の主人公の一人、天吾を評する言葉。
数学の教師にも見えないし、小説家にも見えない。
しかし、戎野先生はいう。
「何かに見えないというのは決して悪いことじゃない。つまりまだ枠にはまっていないということだからね。」
言い得て妙である。
しかしながら、言われれば納得ということもある。
こちら側に、つまり見る側にそれなりの知識、あるいはケーススタディのようなものがなければ、想像もしようがないケース。
いや、それなりに推論を立てて思考することは出来るが、しかし、瞬時の判断を求められれば答えに窮してしまうようなケース。
ここ一年くらい、通って頂いてるお客様。
う~ん、この人はいったい何を職業としている人だろうか?
と、毎回、思う人がいた。
しかも、毎回、領収書をきるわけだから、いつも名前を書いているにもかかわらず、名前を覚えられない・・・そう、そういうことってあるんですよ。
但し書きは「衣装代として」。
これはまったく珍しい話ではない。
品代の次に多いのが衣装代です。作業服代ってのも。。。おいおい。どんな作業ですか(笑)
美容師さんとはたたずまいが違う。
役者さん?。。。カメラマン?・・・
俳優っぽいんだよなーーーー
ええーーぃ、今日は聞いちゃえ。
「あの。どのようなご職業なんですか?」
「ダンサーです。バレエダンサー、クラシックの。」
おおお、そういわれれば!
そう見えてきた!
目ヂカラ、半端ないです!
バレエダンサーなお客様に購入していただいた2点、こちら。
アシンメトリースワローテールサイドスピンドルポロ(MANIAC WORKS)
ラメジャガード・ワイドVネックTEE(L7 REAL HIP)
もちろん、最強に似合ってます。
それにしても最近、お客様でジャンルは違えどもダンサーが続きました。声楽家のおかたとか。。。
皆さん、言われればなるほど。なお方たち。
多くの場合、人々の注意や関心を惹きつけるのは、静止した顔立ちの善し悪しよりは、むしろ表情の動き方の自然さや優雅さのほうなのだ。
(村上春樹「1Q84」book1 25頁)
これも納得な一言。
ちなみに領収書で名前を聞いていたので、検索すると出てきましね。
わりと、この世界では有名なかたなのかも!?
いつもありがとうございます!