昨日、更新したライディングジャージ(L7 REAL HIP)を購入してくれたTakeda君。彼の初?シワジャージだったか。
案外、まだ手持ちにない人もいたんですね。
Taira君もシワジャージ、1枚目です。
見た目以上に、風通しが良くって、感じいいです。
という評価をいただいてます。
ちょっとそこまで。
みたいな時に、気取らずかっこいいんですよね、これ。
そのデザイン性と機能性の挑戦については昨日、書きましたので割愛。
Taira君自身、
「まさか、自分がスポーティーなジャージ素材の服を着るなんて、一年前では考えられませんでした。」
というとおり多くの人がちょっと着てみようかな?
と思う何かがこれにはあるんですね。
思うんですけど、このブログなり、オリハシの説明なり、あるは他のナクーリストのスタイリングをみることで、自分も着てみようかな?っていうふうに感じてもらえるのってやっぱりいいですね。
パスを受け取ってもらってる気がします。
昨日も紹介した内田樹氏のブログの記事。
その続きにこんな箇所がありました。
とても面白いなって思える箇所なので引用します。
「小説」をファッションとか服に置き換えて編集して読んでね。
私の場合はとくに「未知の人の身体を通じて」世界を経験することに深い愉悦を感じる。だから、私が小説を評価するときのたいせつな基準は、私がそこに嵌入し、同調する「虚構の身体」の感覚がどれくらいリアルであるか、ということになる。
私が自分の生身の身体で世界を享受しているのとは、違う仕方で、私よりもさらに深く、貪欲に世界を享受している身体に同調するとき、小説を読むことの愉悦は高まる。だから、読んでいるうちに「腹が減る」とか、「ビールが飲みたくなる」とかいうのは小説として総じて出来がよいと申し上げてよろしいかと思う。
私は高校生の頃に「ギムレット」というのがどういう飲み物であるのかを知らなかった。けれども、チャンドラーの『長いお別れ』によって、夕方五時のロサンゼルスの開いたばかりの涼しいバーカウンターで、一日最初のギムレットを飲むときの愉悦を先駆的に経験した。
それからずいぶん経って大人になってから、ギムレットを飲んだ。
美味しい飲み物だと思ったけれど、その美味の75%くらいはフィリップ・マーロウからの贈り物である。
私たちは、自分でセレクトしてるつもりでも、その内の何割かは誰かからのプレゼントなのかもしれませんね。
その服をまとった誰かを見て、そのかっこよさや、愉悦を先駆的に経験する。
面白いですね。
Taira君、いつもありがとうございます。
レギンスを悩みながら先駆的に愉悦を経験してる写真は、また次回に掲載します。ハーツパンツの写真とともに。
長くなりましたね。
すみません。