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2010年8月22日(日) otegami

一昨日は前に働いてた会社のときの上司のかたが、
転職することになって、その送別会にお呼ばれ。
行ってきました。
前もって封書でお手紙を。ということだったので、それをもって。
今どき、珍しいですか?
でも、年齢のせいもあるかもしれませんが、
そういうのっていいもんです。
大事な人に手紙を書く。っていいですよ。
オリハシ的には結局、自分とお店のことも書いてしまっているっていうか、それしか書いてない。(笑)
ちょっとこちらに採録します。
いいですね?
では、
A井さん、
キングでのお仕事、お疲れさまでした。
なんか変な言い回しですね。
H野さんから「封書でのお手紙」という依頼でしたが、
正直、何をしたためていいやら、
キングを退社してから11年にもなる自分に
その資格があるかどうか。
僕にいえることはただ一つ。
どこの会社にいようが、自分の尊敬する人。
それがA井さん、その人である。
ということに尽きます。
僕はA井組の集まりに呼ばれるために。
その資格を有するに
恥ずかしくない仕事をしなくてはならない。
この11年、常々、そう思って店をやっています。
情熱を絶やすことなく、
皆さんにお見せできるよう、
また感じていただけるように。
言葉で出さずとも「オリ、やるじゃないか。」と。
お店をやっていくのって自分の想像以上に大変でした。
(もちろん今もたいへんです。)
一人で、弱気になってしまうときもたくさんあります。
そのときこそ、A井さんをはじめとする皆さんのことを
思い出して自らを奮起させています。
ブランドは物語が大事や。
ストーリーが大事やで。
今でもA井さんの言葉を胸に刻んでいます。
お店にとっての物語を作っていこう。
お客さんと一緒に生き抜くストーリーを紡いでいこう。
そう思っています。
物語はそれぞれの人生。
日々の生活のなかで心のピッチが狂ってると思えるとき。
そんなときにナクールに来て、
オリハシとやりとりしながら気に入った服に袖を通す。
まるでチューニングされるように心のピッチが戻ってくる。
単なる流行や、有名ブランドの服を求めるわけではない。
その服に宿っている、背筋をピンとさせる何かを感じるために。
自分の最良のリズムを取り戻すために。
繰り返し僕のセレクトした服を纏う。
ちょうど自分がA井組の会に参加するとき。
そのときに、
自分の心のピッチが戻ってくるのと同じように。
それぞれの人生によいリズムを、
服飾を通して贈ることができるように、
僕のお店に関わるすべての人を応援します。
14年前、A井さんと出会えたことで、
時間や空間を越えて、「人生の応援団」の仲間ができました。
そのことに心から感謝しています。
赤井さんの新しい旅立ちと挑戦を心より祝福します。
お互いますます切磋琢磨していきましょう!
乾杯!
折橋 知治

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新丸子の写真館「写真道場」さんとのコラボレーション企画、CRS活動としての洋服ポスト・・・etc

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nakoolさんにはいつも刺激と緊張感をもらっています。その上で向上心と信頼を感じるのが他の店と違うところです。あと「魅せ方」の提供という部分は音楽と共通する部分が多々あります。
神奈川県 40代、作曲家・ミュージシャン、T様