お、これは。
という文章がありまして、ちょっと紹介。
「自分の考えをたやすく変えないということと、頑固とは違う」
ということについて書かれています。前にもちょっと紹介したことがありますが、大学の先生、國分先生のブログ。
Philosophy Sells…But Who’s Buying「ガンコとは何か?」
おぉ、なるほどね。って感じです。
哲学者ドゥルーズは「人間は滅多にものを考えたりしない」と言うそうです。「人間は考えることなんで嫌いだ」と。
でも、「世界には我々に考えることを強いるものがある」。
「我々はそういったものに強制されて思考する…」。
あ、なんか分かる気がしますね。
印象ですですけど。あくまで印象。経験的なね。
國分先生は人間は習慣がなければ生きていけない。
といいます。
習慣とは作られるもの。新しい環境に出会ったら、人は、自分でなんとかしてその環境に適応するための習慣を作り上げねばなりませんね。
転職とか、何度もするとこういうのありますよね。あるいは引っ越しとか。。。
つまり、新しい環境に入ったら、どうしたらよいかを考えなければならないですよね。
これってかなりしんどい作業だったりします。
だから習慣を作り上げながら、考える項目を減らしていくのが人間なのだ。と。
これも同感。
なんだかんだ、結局、考えることなんか嫌いなんじゃないか。って思いますよ。自分でも。いや、もちろん自分だけかもしれませんが。
考える必要に迫られて、考えてるだけです。
で、頑固とは?
それはそうやって苦労して作り上げた習慣をなかなか手放せないということではないか。と國分先生は考えています。
おぉ、なるほど。
おそらく頑固な人はそうやって習慣を作り上げることが苦手で新しい環境になかなか対応できないのでしょう。と。
だから、習慣を作り上げるまでにものすごく苦労する。
苦労して作り上げたものだから手放したくないし、あの苦労をもう一度繰り返したくない。
あ、わかる。これ。
こういうのって商売しててもあります。
えええっ!?あの苦しみをもう一度味わうのか?
やだ、絶対やだ。
そう思っちゃうことありますもん。
だから、新しい考えとか、新しいやり方とかそういったものをつい拒否しちゃう。
自分が(ものすごく苦労して)作り上げてきた習慣にそぐわないものは退けちゃう。
でも、そうなったら駄目ですね。
自分の考えをたやすくは変えないのはその考えを十分に練り上げて、その原因や結果を熟慮しているから。
それに対して頑固というのはある考えを作り上げるのに苦労したから、もう苦労したくないという精神的態度であるわけです。
そう國分先生は結んでいます。
ある種の弱さですね。
こう考えると全く頑固でない。というのは不可能な気もします。
それでも、昨日の自分を越えることを継続しつづけたいです。
そのために変化をいとわず、進みたいですね。
そういえば、
ずいぶん前に、ドゥルーズの本買ったな。。。
また読んでみようかな。
難解で理解できなかったから。
今なら少しは読めるようになっただろうか?
過去の自分を越えてて欲しい。。。