こんばんは、オリハシです。
ドレープブーツも人気ですが、このスニーカーも引きが強い感じではないでしょうか?
パラシュートスニーカー(NO ID.)¥19950-税込
これはかっこいいんじゃないですか?
パラシュートブーツをデザインベースにしたブーツスニーカー。
ベースはキャンバス地でレザー切替になっています。
ディテール写真はリコメンド更新までお待ちください。
明日、東京マラソンに出場するToshiさんが来てくれました。毎年、誰かナクーリストが出ますねw
Toshiさん、明日はリラックスしていってください!
エルセブンも昔から購入して頂いてました。
今回、RICENDを選んで頂きました。ありがとうございます!なかなかかっこいいですよ!
自転車競技などに採用されるディテールを採用したライディングジャージです。
サイバラから後ろ身頃までをパイピングで挟み込んでメッシュ素材で切り替えています。
袖のポケットファスナーや後ろ身頃のファスナーがライディングしながら取り出しやすいように斜めに配されているのが特徴的です。
ジャガードチェックは陰影がありドレススポーティーな仕上がりになっています。
マラソンと言えば。。。
昨夜、某ワインの会でお会いしたライターのYさんは、もともとナンバーの編集部にいたかたでして、
なんと今回、ナンバーの増刊号、『Number Do』第2号(3月17日発売)に村上春樹さんが登場するのですが、そのインタビュー~「走ること」についてをYさんが行ったというのです。
「シドニー!」以来、ほぼ10年ぶりにお会いするそうで、相当緊張したみたいです。いいなぁ。。。その場所にお呼ばれしたかった。だって、友人といっていい知り合いがあの春樹さんにインタビューするんですよ。
3時間にわたるインタビューだったそうな。
「パーカーにチェックのネルシャツ姿で異様に若々しい62歳でした。」と(笑)
オリハシは村上春樹さんの走ることと創作活動を結びつける考え方が好きです。
それは健康じゃないと不健康なもの扱えない。健全な肉体に宿る不健全な魂。というやつです。
最近出たインタビュー集「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです。村上春樹インタビュー集1997-2009」にも印象的な言葉がありました。
自分の魂の不健全さというか、歪んだところ、暗いところ、狂気を孕んだところ、小説を書くためにはそういうものを見ないとダメだと思います。というか、そのたまりみたいなところでまで実際に降りていかないといけない。でも、そうするためには健康じゃなくちゃいけない。肉体が健康じゃなければ、魂の不健康なところをとことん見届けることができない。僕の言う健康というのは数値的なものではなく、自分が与えられた肉体を、それがどのようなものであれどこまで前向きに扱えるかということが主眼になります。身体が健康になったから魂もクリーンになりました、なんてことはあり得ない。(454頁)
不健康な生活を送る芸術家は燃え尽きるのが早いようです。ジミ・ヘンドリックス、ジム・モリソン、ジャニス・ジョップリンは僕の若いころのヒーローたちですが、みな若くして死にました。残念なことですね。夭逝にふさわしいのはモーツァルトやプーシキンといった、完結に向けて疾走するように生まれついた天才だけでしょう。でも僕らのほとんどはそうじゃない。芸術的な仕事をするのは基本的に不健康なことです。だから芸術家はそれを補完するために、健康的な生活を送るべきだというのが僕の意見です。物語を自分の中に見出し、それを引きずり出してかたちにすることは、作家にとっては時として危険です。走ることは、僕がその危険を避ける助けになっています。(423頁)
小説を書き出して、毎日毎日休みなくこつこつとそれを続けます。—(略)—深酒をしたり、煙草を吸ったり、ボヘミアン的な生活を送るのが作家らしいと思われている節があります。もちろんそうしてる人を批判するつもりは、僕にはまったくありません。ただ僕にとっては、身体的な強さが不可欠だと言っているだけです。(24頁)
オリハシの仕事はべつに芸術的な仕事ってわけじゃないですけど、この商売もどこか廃退的なイメージって持ち合わせてないでしょうか。
以前、煙草をやめたときに、何人かの人に言われたんですよ。
「ファッションの世界って、煙草っていうのもありなんじゃないか。」って。
言ってることはすごくわかるんだけど、そういった世界観も含めて、健全な身体性でもって望みたいって思うんです。
だから、毎朝、ウエイト計って、お昼はサラダばかり食べて、水を一日2リットル以上飲み続け、一日、10000歩を目安に歩く。さらに週一回ダンベルで集中的に鍛える。
もちろん、たまに深酒はしちゃうんだけど。
そこまでスーパーマンになれないな(笑)
そうやって、爽やかで太陽の匂いのするファッションだけじゃなく、ダークで紫煙の煙るようなファッションとも出来るだけ長い時間をかけて対峙していく覚悟です。
人の精神というのは、地表の部分を高くしようとすればするほど、地下の部分も同じだけ呼応して深くなるわけです。つまり人が善を目指そうとすれば、悪というのは補償作用として必ずその人の中で、同じぶん伸びていきます。同じように人が健康になろうと思えば思うほど、地下にあるその人の不健全な部分は深くなっていくはずなんです。(509頁)
毎日毎日、店頭に立ち続ける。発信しつづける。
そのためにはやっぱり体力です。
y君、「Number DO」3月に買います。