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預かりじゃないけど、小さな声で「お預かりします」・・・ぼそ。

村上春樹のエッセイ「村上朝日堂はいかにして鍛えられたか」。

軽いエッセイ、けっこう面白いんですけど。

で、その中にね、「コンビニ語」から派生してコンビニのレジの話がありまして。

ちゃんと釣り銭のない金額を払ってるにもかかわらず、「**円お預かりします」というのはやめてほしい。
っていうのがありました。

確かに。おつりもないのに「預かる」ってどうよ、と。
それは丁寧に言ってるつもりなのだろうけど、筋が通らない。
預かったのなら、何か返してもらいたい。

と。

おっしゃるとおりなんですけどね。

オリハシとしては「預かってる」って気持ちになるんだよね。(釣り銭出ないときには言わないけど・・・)

この金額すべてが自分のポケットに入ってくるわけなじゃいから。

いったん、すべて預かるけど、きっちり仕入れ先に支払うし、家賃だって、消費税だって預かってるわけですよ。

まぁ、その払われたお金が経営者のところにいこうが、銀行にいこうが、借金返済のためにローン会社に行こうが、国税庁に行こうが、そんなことは消費者には関係ないことだ。と言われれば、はぁ、そうですね。としか言えないのだけけれど。

たとえば、お金払って、ドーナツを受け取り、それを食べる、そこには歴然とした「授受行為」が発生しているわけですから決して「預かり」ではない、と。

確かに。

言葉として預かりではないよ。

だけどやっぱり気持ちでは預かってるんだよな~

パスし続ける感じです。

で、別のところから返ってくるんですよ。

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東京都、40代、文筆家・ライター、Y様