どうもどうも。オリハシです。
先週、動画で説明したデニムシャツインナースタイル。
今日は羽織ってるカーデの企画について。(デニムはNO ID.)
民俗調なジャガード編みが特徴的なカーディガン。
ネップの入った質感のジャガード編みの完成度が高く、春らしい軽快な印象。
冬にノルディックな感じのを持ってる方多いと思いますけど、
素材感に変化を加えるだけでライトな印象になります。
ポイントは。
胸部から上、そして背中にかけてはミニ裏毛素材に切り替わっています。
これが切り替わるだけで軽い印象になります。
想像してみてください。
全域がこの柄だったら・・・どう見えるか?
一気に安っぽくなります。
もちろん、総柄で使ってもかっこいい生地だってあると思います。
でも、この生地に関してはダメだな。って思うわけです。
そういうの多いんです。
こういうとこが企画のミソです。
まぁ、別にオリハシが企画したわけじゃないけどね。
そういうポイントが読めるわけ。
で、
Tete Hommeは実は前回の秋冬企画でこんなカットソーをやってました。
これはジャガード編みのようなプリントだったわけです。
この切替を逆にしたのが今回のカーディガン。
1)秋冬トレンドのフェアアイルを思いきってスプリングに使う。という挑戦。
2)部分使いの切替を巧みに配して軽さを演出。
3)ジャガードはネップの入った軽い質感。
この3つがこのTete Hommeの企画のポイントだったと思います。
売れてるものをそのまま転用して作りたくものです。
だけど、あえて変化させているところは評価出来ますね。
時系列に一つのブランドやセレクトショップで買い続ける。
するとそのお店のストーリーが立ち上がってくる。
「1Q84」に出てくる牛河は実は「ねじまき鳥クロニクル」にも出てたよね。
みたいな。
顧客にしかわからないストーリーを組み込んで。
これからも物語っていきます。