こんにちは。ナクールのオリハシです。
メンズファッション誌を開くと、そこにはスタイルのいいモデル達が流行になるであろう服を身にまとって登場してきたり、スタイリストなんて呼ばれる人たちがオススメのコーディネートを紹介したり、ハリウッドスターの休日と思しきスタイルスナップが羅列してあったり、そりゃ何着たって似合うでしょっていうイタリア男が冬でもくるぶし出して登場したりしますよね。
いや、いいとは思いますよ。ファッションは夢を売る仕事だ。なんて先代である父も言ってました。昔から業界の誰もが言ってましたよ。
一般的にかみ砕くと虚構とも言うですよ。
もう少しリアリティのあるメンズのファッションを届けたい。というのがこのオリハシ日記の一貫したテーマでもあります。
顔のない消費者と呼ばれる人達ではなくて、そこに顔のある、輝くような表情のあるファッションを届けたい。
お、これなら自分でも出来る。
そう感じてもらいたくて10年以上ブログを続けてます。
例えばモデルの外人だったらこうですよ。
いい、かっこいいよ。確かにいい。
じゃぁ、ごく普通に仕事を持ち、ファッションに興味ある武蔵小杉界隈在住のメンズ達に着せてみようよ。
同じコートで、ここまで出来る!っていうのがオリハシ日記。
家庭を持った30代代表、Ohsugaくん、
そして20代代表、Otagiriくん。
どちらもデニムベースのきれいめ崩しになってるのは偶然。
「少しがんばれば手の届きそうな。。。」あるいは「このカジュアルスタイルなら気軽に挑戦できそう。」
このブログを初めて見たメンズたちにそう思ってもらうために、実際にナクールで購入していただいた服を着てナクーリスト達にモデルになって出演してもらっています。
大人の男が武蔵小杉の商店街にある13坪のショップで服を選ぶ。
商店街は主婦層だけのものじゃないぜ。
服を選ぶにあたって最初の難所って店に入るのが怖いということであるって聞きます。
おぉ!ここなら気兼ねなくいけるのでは?そうやってやってくるメンズ達がいかに多いことか!
商品とお金を絶えず交換している僕たち消費者。
チェーン店の店頭で、会話もしなければ、ほとんど顔をあわせることもなく、商品の金額がレジのモニターに打ち出されれば、その金額のお金を財布から出して商品を受け取るだけの存在。
顔と名前を取り戻そう。
オリハシ君、オリハシさんのところでしか、ナクールでしか服は買いませんよ。
そうナクーリスト達に言われるたびに、自分も一人の消費者となったときはそうのように行動したい!そう、突き動かされるように。
かつて、街の商店街で、毎日買い物をしていた人々は、匿名の消費者ではなかったのではないでしょうか?
売り手はひとりひとりの顧客の顔色を見て、かれらが何を必要としているかを察知し、声をかけ合い、お互いについての情報や、町の噂話を共有している顔見知りの隣人のひとりだったはずです。
それを2014年の今、メンズのファッションで行っているのがナクールです。
見たい顔がそこにあり、話しかけるひとがそこにいる。
今日もオリハシはここで待ってます。