こんばんは。オリハシです。
あぁ、3月も終わりますねーーー
春満開な武蔵小杉。二ヶ領用水沿いの桜も咲いてます。
メンズ・カジュアルの春物アイテムでこの時期欲しくなってくるのがカーデ。そう、カーディガンではないでしょうか?
シンプルスタイルの時だって、どこか抜け目なく見えるのがナクーリズム。(Tanabeくん、いつもありがとう!)
ナクール的なNormcore(ノームコア)ファッションです。筋金入りの普段着!
通常よりも大幅に衿幅を狭く設定し、首元に寄りかかるようにV字が形成されています。
なので台襟の高いシャツとのレイヤード相性が秀逸な仕上がりになっています。シャツだけでなく、ジャケットの中、あるいは裏毛パーカーの中など、フランクに着用出来るマルチアイテム。
あ、Normcoreってなに?って思いますよね。
オリハシもこちらのブログで研究しました。
・ノームコアってのが流行るらしい。。。(カリフォルニアの真ん中アメリカ生活)
・“Normcore” ノームコア: NYC発の新しいファッション感覚(ニューヨークでの日々のこと)
・NYで流行ってるらしい「Normcore」(究極の普通)とはなんぞ(Pebbles)
シンプルでプレーンでラクな服。ナクール的セレクトでいうとSANDBLASTER/9200あたりのニットレーベルはその先駆け的なブランドだと思いますね。
ガチでハイブランドで固めたり、デザイン性の高い服を着るのがダサい。と。そういう風潮って2000年以降、じわじわきてるよなーって肌身で感じています。
人と違うことが恥ずかしい。人と違うことがかっこ悪い。
そういう圧力って想像以上に大きいのでしょう。
みんながシンプルで極めて普通っぽいファッションしかしなくなるか?
でも、ちょっと冷静に考えたい。
みんなが同じようなファッションを身に纏ったとき、より個人的なセンスがあらわになってしまう。
つまり、何を着るか?よりどうやって着るか?が重要になる。
そして、皮肉なことに、みんなが同じようなシンプルでで極めて普通っぽいファッションを身に纏ったとき、
より身体的な個性があらわになるということに僕たちは無自覚でいられるだろうか?僕たちは耐えられるだろうか?
シンプルなファッションは本当に個性をさらけ出す。僕に言わせればほとんどヌードと同義だ。
実はファッションをするとき、僕たちは自分の個性を隠す、あるいは補うためにしてる、あるいはより強調させるような。そんな側面もありはしないだろうか?
今、個性と書いたけど、それは言い換えればコンプレックス。
弱さはその人の魅力である。
それをサポートするのが服であり、オリハシの仕事だと思っている。
あきれるくらい気の弱い自分がここまできたのである。
大丈夫だぜ。
明日からナクール・オリハシ16年目。
挑戦する日々はつづく。