こんばんは。オリハシです。
半袖のTシャツや短パンばかりのスタイリングが続く中、レザージャケットをセレクトしたナクーリスト。
Ooba氏。
彼の住む地元は7月でも平均気温18.6℃。そうだ、半袖のカットソーにレザージャケットを羽織るスタイルがもっとも長く楽しめる地域なのだ。
GoatVegeクインクル2Bジャケット キャメル(NO ID.[ノーアイディー])
ベジタブルタンニンなめしのゴートレザーを用い、テーラードジャケットデザインで構築しています。製品後にシワ加工(クインクル仕上げ)を施しています。裾のシワはそれです。デニムもNO ID.
男っぽいタフな素材感のジャケットをスリムサイジングで仕立て、シンプルなルックスながら素材使い、ディティール、シルエットに拘りぬいています。
Ooba氏とナクールで出会ってからもう12年経ちますが、彼の行動力と人の懐に飛び込む力にはいつも感心させられます。
オリハシは半径3キロくらいのお互いの顔の見える範囲を大事にしています。しかし、実際の距離は遠く離れているのですが、心の距離感が近いナクーリスト達がたくさんいます。
もちろん長くやっていますから、何らかの原因(その大半は自分の不徳のいたすところで)で離れていってしまうかたもいなくはありません。それは実際の距離とは相関関係はないんです。
距離にかかわらず、長くおつきあいさせてもらってる。その一人一人の顔が自分の推進力になっています。
Oobaさんが来店中、こんなことがありました。
まだナクールに来だして4回目くらいの大学生が入ってきました。
オリハシはちょうどOobaさんの選んだアイテムをたたんで包装してる最中、大学生の彼はデニムショーツを気にして見てる様子。
そこへすかさず話しかけるOobaさん。「そのデニムいいよ!オレのサイズあったら絶対買うもの。」「知ってる?前後でデニム地とニット地に切り替わってるんだよ!」とレクチャー。
その切り込むタイミングたるや、絶妙。プロの目の前でまいっちゃうよね。
そのあと、3人で談笑。
「今、ここにいる時間が、もしかしたら実は別の所にいるかもしれない。とか感じる?」というような話で盛り上がる(マニアックすぎる!)
客筋が年齢不詳っていうのがナクールの特徴。
20代だろうが40代だろうが、もちろんそれ以上だろうが、そこに行けば同じような人がいるから買いに行く。
簡単にライフスタイル提案型なんて言えない。
「そうじゃねぇんだよ。」ってOobaさんなら言うと思う。
ときに20も30も歳を隔てた人たちが服を着ることで感じる皮膚感覚を交差させることが出来る店。