Styling log

スーツの生地選びに失敗しないたった一つの方法

色に染みつつ色に泥まないのを選ぶこと!これに尽きます。

ナクールで本格的なパターンオーダーのスーツが作れる話をしましたね。メンズカジュアルのスタイリングに特化してきたわけですが、長年のおつきあいになってくるナクーリスト達からスーツを頼まれることが多くなってます。

これまでも、いくつかのブランドからリリースされるスーツを頼まれるたびにセレクトしてきましたが、この秋冬からTete Hommeの本格的パターンオーダーでスーツを作れるようになりました。もちろんビジネス対応できるスーツです。すでに何人かのナクーリストからオーダーを頂いており、「これ楽しい!」と大好評!

例えば、この生地を選び、10月25日オーダーしました。
P1320705

こんな感じで11月13日にナクールに到着しました。P1330097
ストライプは何がいいかと言えば、「着るものが身を折るたびに交わるが、姿勢を正せばもとの平行になる」というのが美点です。が、ここでもパキっとしてギラギラしたストライプはイマイチです。特に40代以上が着ると下品です。オリハシ世代には絶対に薦めませんね。
P1330098「色に染みつつ色に泥まない」これを美学としているのは「いきの構造」の九鬼周造です。とても日本人らしい考え方ですが、大事なことだとオリハシは考えています。

ハッキリした柄のスーツは体格のいい欧米人やスポーツ選手が着れば様になりますが、僕等はそうではないので、ここは九鬼に習いたいところです。そう言う意味ではサッカーの日本代表が着てるデカイウィンドペン柄のスーツなんてちっともカッコイイと思いません。

話を戻します。
生地はイタリア【TOLLEGNO(トレーニョ)】社に別注した生地。【LINEA MASSIOM】エクストラファインウールを使用した生地で適度なハリコシと柔らかさを兼ね備えています。
P1330101

もう一着の生地はこれ。ダークグレーウィンドウペン
P1320706
これも素晴らしいチェック柄ですね。
P1330104なんとなくチェック?的な・・・

赤から橙を経て、黄に至る色調が黒みを帯びてウィンドウペンチェックになっています。ベースがグレーですが、ブラウンにも見まがうほどの色。まさに「色に染みつつ、色に泥まない」生地。
P1330105
こちらもイタリアモノの生地メーカー【REDA】1865年創業の老舗です。
P1330108

ストライプのほうが¥71000+税
チェックのほうが¥78000+税
で上がってきました。このグレードの生地をベースにパターンオーダーしたら安いほうでしょう。
注文から3週間弱で上がってきます。もちろん国内屈指のテーラード工場で縫製されます。

ちなみに九鬼は、寄りはするがいつまでも交わらないストライプ(縞柄)やチェック(格子柄)を愛でたそうです。

これサンプル。オリハシでサイズMがジャスト!

これサンプル。オリハシでサイズMがジャスト!


男の内に秘めた美学や闘志のようなものを感じますね。
P1290446

コメント、問い合わせはメンズセレクトショップ【ナクール】Facebookからも受け付けています。
オリハシ直行メールもどうぞ。

こちらもオススメ

もっと読む

Go more

Topics

新丸子の写真館「写真道場」さんとのコラボレーション企画、CRS活動としての洋服ポスト・・・etc

  • nakool style in 写真道場 2024
  • nakool style in 写真道場 2023
  • nakool style in 写真道場 2022
  • nakool style in 写真道場 2021
  • nakool style in 写真道場 2020
  • nakool style in 写真道場 2019
  • nakool style in 写真道場 2018
  • nakool style in 写真道場 2017
  • nakool style in 写真道場 2016
  • nakool style in 写真道場 2015
  • 洋服ポスト武蔵小杉 by nakool

VOICE of nakoolistお客様の声

ナクールの服、好評です。パンツは、日本ではそんなタイトなスタイルみんなしてるの?とか、コックコートから着替えて外へ出たら、「オシャレー」みたいなことをいわれました。---イタリア・サルディーニャ島にて---
高知県、30代、飲食店経営オーナーシェフ、K様